レポート
スパーズはサヴィーニョだけでなく“マーモウシュ”も補強対象に
スパーズはサヴィーニョに加え、マンチェスター・シティの同僚マーモウシュも選択肢として検討している。サヴィーニョは今夏の最優先ターゲットだが、マンチェスター・シティが両選手を同時に売る可能性は低く、スパーズは“どちらか一人”の獲得を想定している。
マーモウシュは2025年にフランクフルトからシティへ移籍し、プレミアリーグ37試合で10得点を記録。中央と左右の両方をこなせる万能型で、スパーズが求める「中央とワイドを兼ねるアタッカー像」に合致する。
デゼルビ「移籍市場はまだ60%。次のボンバが来る」──攻撃陣の補強は継続中
デゼルビは今週の取材で「移籍市場はまだ60%。次のボンバが来る」と語り、攻撃陣の補強が続くことを明言した。さらに「攻撃陣の補強は終わっていない」と述べ、ウイング/ストライカーの追加を強く希望している。
記事では「デゼルビはマーモウシュを高く評価している」と記されており、サヴィーニョが難航した場合の“第2の選択肢”としてマルムーシュが浮上している構図が読み取れる。
マーモウシュは高額FW──週給25万ポンド、移籍金も高額必至
マーモウシュは週給25万ポンドを受け取っており、スパーズが獲得する場合は同水準の給与を提示する必要がある。シティは2025年に5900万ポンドで獲得しており、利益を求めるため移籍金はさらに高額になる見込みだ。
記事では、ハーランドが「彼には特別なものがある。素晴らしい選手になる」と語り、グアルディオラも「数字が本当に優れている。冬加入でここまでやるのは例外的だ」と評価している。
こうした評価から、マーモウシュは“即戦力かつ高額”のアタッカーであり、スパーズが本気で動く場合は大型投資が必要となる。
記事解説
今回の記事が示す重要な点は、マーモウシュが「サヴィーニョの代替案として現実的に名前が挙がっている一方で、実現には複数の大きなハードルが存在する」という構図だ。まず最大のネックは週給25万ポンドという高額給与であり、これはスパーズの最高給であるトナーリを大きく上回る。スパーズの給与体系を考えると、この額をそのまま支払うことは容易ではなく、財務面での慎重な判断が求められる。
さらに、マンチェスター・シティがサヴィーニョよりもマーモウシュを優先して手放すことは考えにくい。マーモウシュは中央とワイドの両方をこなせる万能型で、シティにとって戦術的価値が高い。ハーランドが「特別なものがある」と語り、グアルディオラが「冬加入でここまでやるのは例外的」と評価した選手を、同時期にサヴィーニョと共に手放す可能性は極めて低い。
ただし、もしシティがマーモウシュ放出に前向きになるとすれば、その理由はまさに高額な週給である。給与負担を軽減したいシティと、その給与を支払う準備があるスパーズが揃えば、交渉が動く可能性が生まれる。スパーズが週給25万ポンドを支払えるかどうか(または減額を説得できるか)が、実現可能性を左右する最大のポイントとなる。
ここで鍵を握るのが、シティからスパーズに加入した新オペレーション責任者ラフィ・モーセンである。モーセンはマーモウシュの契約内容、給与構造、本人の希望、シティ内部での評価を熟知しているはずであり、この移籍において最重要人物となる。シティ側の意向を正確に読み取り、スパーズがどこまで条件を飲めるかを判断できる立場にあるため、マーモウシュ獲得の可能性を左右する“キーマン”と言える。

