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【中盤】ベンタンクールに“売却容認”の動き──デゼルビの言葉とクラブ方針のズレが浮き彫りに

【中盤】ベンタンクールに“売却容認”の動き──デゼルビの言葉とクラブ方針のズレが浮き彫りに
✔ スパーズがベンタンクールへのオファー受け入れ姿勢を示す
✔ デゼルビは「重要な選手」と説明していたが実態は異なる可能性
✔ サールも不透明で中盤の再編が加速

レポート

ベンタンクールは“追加休暇”と説明されたが、実際は構想外の可能性

ベンタンクールはウルグアイがワールドカップのグループステージで敗退したにもかかわらず、プレシーズンツアーに帯同していない。デゼルビは「昨季の負荷を考慮した追加休暇」と説明し、「重要な選手」と評価した。しかし、内部情報ではクラブがベンタンクールの将来を確約しておらず、オファーを受け入れる姿勢を持っているとされる。

内部情報筋は“売却容認”を示唆

スパーズ内部情報を扱うSzyexclは「クラブはオファーを聞く。将来は確定していない」と発信しており、ベンタンクールが中盤の再編に伴う“整理対象”となる可能性が高まっている。クラブは今夏、マテウス・フェルナンデスとトナーリに総額1億8,500万を投じており、中盤の構造が大きく変化している。

サールも不透明、複数クラブが関心

サールもプレシーズンに帯同しておらず、デゼルビは「個人的な事情による追加休暇」と説明した。しかし、昨季は出場機会が限られ、ブレントフォードとナポリが関心を示している。クラブは売却を検討しているとされる一方、適正な移籍金を提示するクラブが現れていないため、残留の可能性も残る。

記事解説

今回のベンタンクールの“売却容認”は、クラブが中盤の構造を大幅に入れ替える方針を取っていることを示す象徴的な動きだ。デゼルビは表向き「重要な選手」と説明したが、これは選手の価値を下げないための発言であり、クラブの実際の判断とは異なる可能性が高い。中盤は今夏の補強で最も大きく変化したポジションであり、フェルナンデスとトナーリの加入によって、役割の重複や序列の変化が生じている。

ベンタンクールは複数ポジションをこなせる一方、デゼルビの戦術では「ボール保持の精度」「縦方向の判断速度」が最重要となるため、適性が完全に一致しているわけではない。クラブがオファーを受け入れる姿勢を示すのは、補強によって中盤の中心が入れ替わったことを踏まえた合理的な判断と言える。

サールの状況も同様で、昨季の出場機会の少なさは戦術適性の問題が大きい。デゼルビは中盤に「即時奪回」「縦への展開」「高い位置での守備」を求めるため、サールのプレースタイルとはズレが生じている。複数クラブが関心を示しているが、移籍金の評価が一致していないため、残留の可能性も残る。

そして、ベンタンクールの放出が意味するものは、一時的な戦力ダウンを受け入れてでもアーチー・グレイに中盤での出場機会を与えることを意味する。その点は、ツアーの初戦でキャプテンを務めたグレイと、ロンドンに残ったベンタンクールの処遇の違いに出ているのかもしれない。