現地時間土曜日の午後、ニュージーランドのオークランドにあるホテルにて、イーデン・パークで行われるオークランドFCとのプレシーズンマッチを前に、ロベルト・デゼルビがメディアに対応した。
記者会見の全容は以下の通り。
🎙️ニュージーランドに来たことについての感想は?
ロベルト
「我々はプレシーズンの序盤にいる。最も重要なのは、真剣に試合に臨むことであり、非常に長い移動だったため負傷のリスクを冒さないことだ。我々はシーズンのスタート地点におり、昨シーズンは多くの選手が負傷に苦しんだ。ピッチ上で真剣に取り組まなければならない。取り組んできたことすべてを向上させる必要があるが、20〜25日後にシーズンが始まることを忘れてはならない」
「我々はフィジカルコンディション、戦術理解、選手同士の連携を高めるためにここにいる。素晴らしい国であり、素晴らしい経験になるため、ここにいられて嬉しい。だが、休暇で来ているのではなく、プレミアリーグ開幕時により良い状態になるためにここにいることを忘れてはならない」
🎙️歓迎の儀式をどう感じたか?
ロベルト
「ニュージーランドの文化を知る機会であり、我々にとって重要だ。素晴らしい体験となっている。明日、4万人の観客が見込まれる中でAリーグの覇者と対戦することを我々は楽しみにしているし、準備はできている」
🎙️これまでで最も長い移動だったか?
ロベルト
「間違いなく最長の移動だった。しかし、現代フットボールとはそういうものだ。数々の重要なクラブがプレシーズンのこの時期にこうしたツアーを行う。我々はそれを受け入れているが、集中力を失うわけにはいかない」
「我々の焦点はプレミアリーグの開幕であり、選手のフィジカルコンディションを高めることだ。新加入の選手たちも我々の手法やプレースタイルに馴染みつつある。言い訳はできないが、非常に長い移動だったため、最善の方法で管理しなければならない」
🎙️現在監督のいないクラブ(オークランドFC)と対戦することについて、相手を指揮する人物の特徴が分からない中でどのように試合に臨むか?
ロベルト
「フットボールでは、監督がいない方が良い場合もある。それが良いか悪いかは選手たちに聞くべきだろうが、彼らが昨シーズンのリーグ王者であることは知っている。彼らが良い選手であることを示したいと考えているのは間違いない」
「ワールドカップを終えたばかりの選手が多くいるため、間違いなく多くの若手を起用することになるが、我々が組める最高のチームで臨むため、良い試合になるだろう。負傷のリスクは冒さないが、我々にとって真剣な試合であることに変わりはない」
🎙️この試合は一部の若手選手にとってどれほどのテストになるか?
ロベルト
「重要なことだ。我々にとってフットボールでは名前やキャリアも大切だが、試合中に何を見せられるかが重要だ。全員が同じスタートラインに立っている。特に若手選手には通常の試合のようにプレーしてほしい。我々は良いプレーをし、真面目にプレーするためにここにいる。言い訳も親善試合という甘えもなく、通常の試合として臨む」
🎙️クラブは移籍市場で迅速に動いているが、早い段階で選手たちを合流させられた重要性と、さらに何を求めているか?
ロベルト
「まず第一に、我々の移籍市場はまだ終わっていない。さらに2人ほど、あるいはそれ以上か、いずれにせよあと数人の選手を補強して完了させる必要がある。新加入選手や既存の選手たちと共に仕事ができることにとても興奮している」
「ヨハン・ランゲやヴィナイと共に明確なアイデアを持って非常にうまく機能している。(記者会見で隣りにいる)ロボ(アンディ・ロバートソン)のように経験豊富な選手を迎え入れた。過去2シーズン、トッテナムが果たすべき成果を出せなかったため、経験を増やし、メンタリティを向上させ、より強くなる必要がある。移籍市場の終わりにセッションを締めくくることになるが、現時点では非常に興奮している」
🎙️守備と中盤の補強を行ったが、アタッカー陣の補強を求めているというのは正しいか?
ロベルト
「その通りだ。現在の目標はアタッカーのポジションを完成させることだ。我々にはすでに重要な選手がいるが、新しいプロジェクトを開始するには、間違いなくもう数人の重要な選手が必要だ」
🎙️ルーカス・ベリヴァルには退団の噂があるが、遠征メンバーに含まれていることは彼の将来について何を意味するか?
ロベルト
「トッテナムでの最初の時期から非常に明確に伝えてきた。『トッテナムに留まりたくない者、ここにいることに幸せや誇りを感じていない者は去るべきだ』と。我々には、ここに留まり、トッテナム・ホットスパー・スタジアムのピッチに大きなモチベーションを持って立つことを誇りに思う選手が必要だ」
「ワールドカップでも見られたように、モチベーションが差を生む。モチベーションとは、一つのチームに留まることを幸せに思うことだ。ベリヴァルとはまだ話をしていないが、今後数日のうちに話す予定だ。クラブ、ベリヴァル、我々全員にとって最善の決定を下す」
「問題はなく、ベリヴァルは非常に大きな才能を持っている。各ポジションに2人の選手を配置することになるため、大きなポジション争いが生じるだろう。彼が留まりたいのであれば嬉しいことだ。そうでなければ、ヨハン・ランゲやヴィナイと共に新しい解決策を見つけなければならない。(もし去る決断をした場合)その後の対応は我々の仕事ではない」
🎙️ロドリゴ・ベンタンクールとパペ・マタル・サールが遠征に参加していない理由は?
ロベルト
「何もない。ベンタンクールは我々にとって不可欠な選手であり、サールも同様だ。ワールドカップ後に二人と話し、それぞれ異なる対応をとった。ベンタンクールは非常に厳しいシーズンを過ごしたため、もう1週間の休暇を求めてきた。サールには個人的な事情があり、もう1週間を求めてきた。言った通りの内容であり、それ以上の問題は何もない」
🎙️若手や出場機会の少なかった選手がアピールを見せており、ルカ・ウィリアムズ=バーネットも先日のパフォーマンスで注目を集めたが、見ている選手たちに期待感はあるか?
ロベルト
「そうだ。我々は若手選手と共に仕事することに慣れている。キャリアの中で若手選手に多くの時間とスペースを与えてきたが、彼らは自分がプレーできること、そして優れた選手であることを我々に証明しなければならない。年齢から判断することはない。クオリティ、姿勢、振る舞いから判断する。年齢ではない」
🎙️クドゥスとクルゼフスキをホットスパー・ウェイに残してきたが…
ロベルト
「ヴィカーリオもだ。ヴィカーリオは負傷している。大きな負傷ではないが、ロンドンに1週間滞在する必要がある」
🎙️クドゥスとクルゼフスキの復帰はどれほど近いか?
ロベルト
「クドゥスは非常に近い。我々がロンドンに戻った時には、我々と共にトレーニングを開始できるようになるだろう。我々にとって素晴らしいことだ。クドゥスは重要な選手だ。クルゼフスキについては、今後の数週間で見極める必要がある。彼もまた重要な選手だが、丸1シーズン試合から遠ざかっていたため、我々がより慎重に分析しなければならない。まず第一に彼のため、そして我々のために、リスクは冒さない」
記事解説
今回の会見は、ようやくデゼルビ自身が記者の前でプレシーズンの始動を語る場となった。記者の関心は移籍市場に集中しており、デゼルビの口からアタッカー陣の補強を進める方針が明言された点は、今後の移籍動向を占ううえで大きな材料となる。守備と中盤の再構築がすでに進んだ今夏の補強において、攻撃陣の強化が次の焦点であることが改めて示された。
その一方で、昨季から名前が挙がり続けているサヴィーニョについては、記者からも質問が出なかった。もしクラブ側が事前に情報統制を敷いていたのであれば、それほどにこの案件を慎重に扱っている裏付けとなるが、現時点では状況が全く見えていない。
ベリヴァルの去就については、記者からオープンに質問が投げられた。しかしデゼルビの回答は残留を確定させるものではなく、「誇りを持ってスパーズでプレーしたい選手だけが残るべき」という、ベリヴァルを含む選手全体へのメッセージ性を帯びたものだった。個別の去就に踏み込むのではなく、チーム全体の姿勢を問う形で返した点が印象的である。
同様に、ベンタンクールとサールについても問答があり、こちらは移籍の可能性をやや下げる内容となった。両選手はワールドカップ後の追加休暇を与えられたが、デゼルビは「問題はない」と明言しており、クラブ内での評価が揺らいでいないことがうかがえる。
そして、クドゥスについては「まもなく復帰」という言葉がデゼルビの口から出たことで、ファンにとって大きな安堵材料となった。長期離脱が続いた攻撃の主力が戻ることは、プレシーズンの構成にも大きく影響する。一方でクルゼフスキは「これから判断する」とされ、クラブが復帰プロセスを慎重に進めている姿勢が明確に示された。

