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【収穫】フェルナンデス、ウィリアムズ=バーネット、ムーア──MKドンズ戦で見えた5つの進展

【収穫】フェルナンデス、ウィリアムズ=バーネット、ムーア──MKドンズ戦で見えた5つの進展
✔ フェルナンデスが加入後2分で初得点
✔ ウィリアムズ=バーネットが後半の推進力を担う
✔ ムーアが左サイドで継続的に仕掛ける

レポート

1. 新加入3名がデビュー

フェルナンデス、トナーリ、ドゥブラフカの3名がデビューし、前半はフェルナンデスとトナーリが中盤の2枚で起用された。昨季不足していた縦パス供給を改善する意図が明確で、フェルナンデスは最深部で積極的にライン間へ通す姿勢を示した。ドゥブラフカは後半に安定したセーブを見せた。

2. フェルナンデスが加入後即ゴール

試合開始2分、テルのコーナーが高く弾んだ場面でフェルナンデスが強烈なボレーを叩き込み、加入後即得点。縦パス、展開力、球際の強度を兼ね備え、デゼルビの中盤再構築の中心となる可能性が高い。

3. 若手3名が後半で躍動

後半はウィリアムズ=バーネット、マイキー・ムーア、ハーディの3名が際立った。ウィリアムズ=バーネットは深い位置からの推進力で中盤を支配し、ムーアは左サイドで継続的に仕掛け、ハーディは守備の基準点として複数の危険を未然に防いだ。

4. 一部の主力が依然不在

W杯組に加え、ヴィカーリオ、マディソン、ウドギ、フィリップス、ソウザ、オースティンらが不在。次戦のオークランド戦までに複数の主力が合流する見込みで、序列争いはここから本格化する。

5. デゼルビのスタイルが初期段階で浸透

昨季の慎重な構造から変化し、中盤の2枚が縦パスを通し、ウィングとSBが継続的に走り込むなど、デゼルビのスタイルが初期段階で浸透している。特にフェルナンデスとトナーリ、ドンリーとウィリアムズ=バーネットの組み合わせは、縦への推進力が明確だった。

記事解説

フェルナンデスは加入後わずか2分で強烈なボレーを叩き込み、昨季の課題だった中盤の縦パス供給と推進力を補う存在としての期待値を一気に高めた。ライン間での受け直し、長距離の展開、球際の強度など、デゼルビが中盤に求める要素を複数満たしており、トナーリとの組み合わせはプレシーズン初戦にもかかわらず明確な意図を持って機能していた。特に昨季のトッテナムは中盤での停滞が顕著で、前進の手段が限られていたが、フェルナンデスは最深部から縦に刺す姿勢を継続し、攻撃の初期段階でテンポを作る役割を担った点が大きい。

後半はウィリアムズ=バーネットが深い位置からの推進力で試合を支配し、ターンからの前進と縦への持ち運びが攻撃の起点となった。ヤン・ミンヒョクへ通したロフトパスは試合最高のプレーであり、トップチームの構造でも通用する精度を示した。ムーアは左サイドで継続的に仕掛け、昨季レンジャーズで磨いたカットインからのシュートとスイッチの精度をトップチームでも発揮し、プレシーズンの序列争いにおいて強い存在感を示した。ハーディは守備面で最も安定し、スピードと判断力で複数の危険を未然に防ぎ、後半の守備の基準点となった。

また、主力の多くが不在の中で若手が躍動したことは、デゼルビのスタイルが初期段階で浸透し始めていることを示している。中盤の2枚が縦パスを通し、ウィングとSBが継続的に走り込む構造は昨季の慎重なアプローチから明確に変化しており、プレシーズン初戦としては十分な進展が見られた。フェルナンデスが中盤再構築の象徴となり、ウィリアムズ=バーネットとムーアが攻撃の軸となったことで、今季のトッテナムは昨季よりも縦への推進力と個の強度を備えたチームへと変化する可能性が高い。プレシーズン初戦としては、若手と新加入組が明確な役割を示した重要な45分だった。