レポート
トッテナムの右サイドバック、ジェド・スペンスが少年時代のエピソードを明かし、現在の躍進につながる“原点”が大きな話題となっている。W杯での圧巻のパフォーマンスにより、スペンスは一気に国民的英雄となったが、これまでの道のりには母親と共に茂みに隠れたというユニークな過去があった。
スペンスが当時所属していたペッカム・タウンは、ジュニア・エリートとの試合で12失点の大敗を喫した。試合後、母親は「このチームの方が息子は成長できそうね」と判断し、味方チームがいなくなるまで茂みに隠れ、相手チームのコーチに直接「息子をプレーさせたい」と伝えたという。スペンスはその場でトライアルを獲得し、ジュニア・エリートへ加入。これがプロへの道を切り開く転機となった。
スペンスが語る“茂み事件”
スペンスはイングランドFAの公式インタビューで当時を振り返り、「雪とみぞれの中で12失点。母は『このチームの方が息子は成長できそう』と思って、帰る人がいなくなるまで茂みに隠れたんだよ」と語っている。母親の行動力と判断力が、スペンスのキャリアを大きく変えたことは間違いない。
このエピソードはスペンスの“自己確信の強さ”と“環境を変える勇気”を象徴するものとして、国内で大きな反響を呼んでいる。
W杯で評価爆上げ、移籍金は急騰へ
スペンスは今夏のW杯で圧巻のパフォーマンスを披露し、トーマス・トゥヘルが選出した理由を証明した。W杯の代表に招集サれた際には、その実力についてメディアからの批判を受けながらも、プレーと姿勢で評価を覆し、イングランドの躍進に大きく貢献した。
その結果、移籍市場での評価は急上昇。インテルは3,000万ポンドでの獲得を狙っていると報じられているが、スペンスの現在の価値を考えれば、スパーズがこの金額で手放す可能性は極めて低い。右サイドバックの価値が高騰する中、スペンスは“売却すれば大きな利益、残留すれば大きな戦力”という希少な存在となっている。
記事解説
スペンスの“茂み事件”は、単なる美談ではなく、現在のキャリア形成に直結する重要な転機だった。環境を変えるために自ら動き、母親と共にチャンスを掴みにいった行動力は、彼のプレースタイルにも通じる“自己確信の強さ”を象徴している。
W杯での躍進により、スペンスは国内で一気に人気選手となり、移籍市場でも評価が跳ね上がった。インテルが3,000万ポンドでの獲得を狙うという報道はあるものの、スパーズがこの金額で妥協する理由はない。スペンスは今や、クラブの戦略にも大きな影響を与える存在となっており、売却交渉は難航必至だ。
少年時代、母といっしょに茂み潜んで掴んだチャンスが、今や世界的評価へとつながり、スペンスのキャリアは新たな段階へ進もうとしている。スパーズにとっても、ファンにとっても、彼の価値を再認識するタイミングとなった。

