レポート
トッテナムは今夏のW杯で計9名を代表に送り出し、FIFAのクラブ・ベネフィット・プログラムから約146万ポンドの補償金を受け取る見込みとなった。デゼルビとランゲが進める補強計画にとって、これは確かな追い風となる。
FIFAは2025年に、2026年大会と2030年大会に向けて総額3億5,500万ドル(2億6,400万ポンド)をクラブ補償に充てると発表。そのうち大会期間に対する補償は2億5,000万ドル(1億8,700万ポンド)が割り当てられている。
ポロとロメロは“最大級の補償額”
補償は「代表招集の義務開始日(5月25日)から、所属国の最終戦翌日まで」を日割りで支払う仕組みで、1日あたり5,000ドル(3,730ポンド)がクラブに支払われる。
スペイン代表のペドロ・ポロとアルゼンチン代表のクリスティアン・ロメロは決勝まで進出し、計57日間の参加となった。これにより、スパーズは両名から各28万5千ドル(21万3千ポンド)を受け取る。
スペンス、ダンソ、ベリヴァル、サールらも貢献
イングランド代表として3位決定戦まで戦ったスペンスは55日間の参加で、補償額は27万5千ドル(20万5千ポンド)となる。
オーストリア代表のダンソ、オランダ代表のファンデフェン、セネガル代表のサール、スウェーデン代表のベリヴァルはラウンド32で敗退し、参加日数は36〜39日。4名合計で約75万ドル(56万ポンド)がクラブに支払われる。
ウルグアイ代表のベンタンクールはグループステージ敗退で17万ドル(12万6千ポンド)の補償となった。
ヴシュコヴィッチは“登録上ハンブルク扱い”で一部のみ
クロアチア代表として39日間参加したヴシュコヴィッチは、FIFA公式登録上「ハンブルク所属」と扱われていたため、補償額19万5千ドル(14万5千ポンド)はハンブルクとスパーズで分配される。
FIFAは「過去2年間に所属したクラブにも補償を分配する」仕組みを採用しており、ダンソやヴシュコヴィッチの補償は前所属クラブと分割される。
補償対象外となった選手
アンディ・ロバートソンとヤン・ポール・ファンヘッケは、FIFA公式登録上それぞれリヴァプール、ブライトン所属扱いであったため、スパーズは補償を受け取れない。
記事解説
今回の補償金は、スパーズが今夏すでに2億ポンド超を投じて補強を進めている状況を考えても、決して小さくない財務的支援となる。特にポロとロメロの“ファイナル進出組”がもたらした補償額は大きく、スペンス、ベリヴァル、サールら若手の参加もクラブ財務を支えた。
デゼルビ体制は今夏の補強で守備・中盤を大幅に刷新し、攻撃陣の再構築に着手している。今回の補償金は、追加補強や若手育成のための資金として有効に活用される可能性が高い。
補償額そのものは巨大ではないが、クラブが積極的に投資を続ける中で、FIFAからの約146万ポンドの還元はラングの補強戦略にとって確かな追い風となるだろう。
投稿元:Football.London – Pedro Porro & eight Spurs stars unlock £264m windfall

