レポート
トッテナムはロベルト・デゼルビのバックルーム強化に向け、アンドリュー・クロフツを招聘する準備を進めている。プレミアリーグ残留争いからの脱出に成功した指揮官は、クラブを自身の哲学に沿って再構築する段階へと入った。
デゼルビは就任後初の夏の移籍市場で積極的な補強を進めており、ウェストハムからマテウス・フェルナンデス、ニューカッスルからサンドロ・トナーリを獲得。両名の移籍金は合計1億8,500万ポンドに達した。
さらに、マルコス・セネシとアンディ・ロバートソンをフリートランスファーで迎え入れ、ブライトン時代に共に働いたヤン・ポール・ファンヘッケも5,200万ポンドで獲得している。
クロフツがデゼルビ体制に合流へ
今回新たに加わるクロフツは、ブライトンでデゼルビの下でアカデミーを指導し、現指揮官であるファビアン・ヒュルツェラーの下でトップチームのアシスタントを務めてきた。さらにウェールズ代表ではクレイグ・ベラミーのスタッフとしても活動しており、複数の現場を兼任する経験豊富なコーチだ。
スパーズはこのクロフツをノースロンドンへ招き、デゼルビの主要スタッフであるアンドレアス・ゲオルグソン、ブルーノ・サルトールらと共に新たなバックルーム体制を構築する見込みだ。
クロフツとはどんな人物か
クロフツは現役時代、ブライトンやノリッジでプレーした元ミッドフィルダーで、ウェールズ代表として29キャップを記録した。引退後は指導者として評価を高め、ブライトンではアカデミー育成とトップチームの橋渡し役として重要な役割を担ってきた。
デゼルビが彼を高く評価している理由は、戦術理解度の高さと、若手育成における実績だ。スパーズが現在進める「若返り+戦術的再構築」の方針と完全に一致する。
記事解説
デゼルビ体制は、選手補強だけでなくバックルームの刷新を通じてクラブ全体の構造改革を進めている。フェルナンデス、トナーリ、ファンヘッケといった大型補強に加え、クロフツの加入は「戦術的再現性」と「育成ラインの強化」を目的とした重要な一手だ。
ブライトン時代のスタッフを再結集させる動きは、デゼルビが自身の哲学をクラブ全体に浸透させるための基盤づくりであり、スパーズが長期的なプロジェクトとして指揮官を全面的に支援している証拠でもある。
今夏の補強総額は1億8,500万ポンドに達し、バックルームにもクロフツが加わることで、デゼルビ体制はより強固なものとなる。スパーズは新シーズンに向けて、戦術・育成・組織の三軸で大きな変革を進めている。

