レポート
ロメロ退団濃厚でキャプテン選定が急務に
クリスティアン・ロメロは今夏の退団が濃厚とされ、ロベルト・デゼルビは新キャプテンの選定を迫られている。ロメロは昨夏に新契約を結びキャプテンに就任したが、今夏は複数の欧州強豪が獲得に動いており、クラブは放出を容認する構えだ。
デゼルビはブライトン時代の教え子ヤン・ポール・ファンヘッケを5,200万ポンドで獲得し、さらに左利きのマルコス・セネシをフリーで迎え入れた。センターバックの層が厚くなったことで、ロメロ退団後の再編が可能となっている。
候補① ミッキー・ファンデフェン
最有力候補。昨季はロメロ不在時に18試合でキャプテンを務め、デゼルビ就任後もほぼ全試合で腕章を巻いた。3,943分の出場は全アウトフィールド選手で最多。25歳ながらドレッシングルームでの信頼は厚い。
候補② ジェームズ・マディソン
ソン、ロメロの主将時代にの副主将を務めた経験者。人気も高く、存在感も十分。ただし前十字靭帯の長期離脱明けで、デゼルビはまずプレー復帰を優先させる可能性がある。
候補③ アンディ・ロバートソン
スコットランド代表キャプテンで、リヴァプールで全てを勝ち取った経験者。今夏の補強の中でも“リーダー性”を評価されて加入した選手で、即戦力かつ人格者として最有力の一角。
候補④ ペドロ・ポロ
W杯決勝進出で経験値が急上昇。歴代監督から常に重用されてきた信頼度の高さが武器。キャプテン候補として語られることは少なかったが、年齢と経験が追いつきつつある。
候補⑤ ヤン・ポール・ファンヘッケ
デゼルビが“人格と自信のバランスが完璧”と絶賛する選手。ブライトン時代からリーダー性を高く評価されており、若手ながらドレッシングルームの中心になれるタイプ。
候補⑥ コナー・ギャラガー
チェルシー時代にポチェッティーノの下でキャプテンを務めた経験者。26歳で成熟度も高い。ただし出場機会がどれほど確保されるかが鍵となる。
候補⑦ サンドロ・トナーリ
クラブ初の1億ポンド選手。チームの中心として構築される存在で、イタリアのユース代表ではキャプテン経験もある。ただしデゼルビはまず“役割の確立”を優先させる可能性が高い。
記事解説
今回の候補者の多さは、クラブ内部の事情に精通するアラスデア・ゴールドですら「7人を挙げざるを得ないほど不透明」と評する状況だ。ゴールドは多くのスタッフと親睦があり、移籍関連以外にもクラブ内部の動きを把握している人物だが、その彼でさえ本命を絞り込めないという事実は、現在のスパーズが“キャプテン像の再定義”を迫られていることを象徴している。
まずはデゼルビがどのようなキャプテン像を望むかが最大のポイントとなるが、候補者がこれほど多いという事実に加え、その多くが昨季の大半をスパーズでプレーしていなかった新加入組である点は、昨季の混乱ぶりと「チームとしてのまとまりの無さ」を如実に示している。
ロメロの離脱、マディソンの長期離脱、経験あるリーダーの不足、そして何よりもチーム戦績の想定外の低迷──複数の要因が重なり、ドレッシングルームの軸が曖昧なままシーズンが進んだ。その結果、今夏のキャプテン選定は単なる役職の交代ではなく、“チームの再構築”そのものとなっている。
投稿元:The seven Tottenham candidates to take over from Cristian Romero as captain

