レポート
ロメロがネヴィルを痛烈批判
アルゼンチン代表のクリスティアン・ロメロはイングランド戦の後、ギャリー・ネヴィルを「愚か者」と痛烈に批判した。ネヴィルは試合前、ロメロとリサンドロ・マルティネスのコンビを「世界で最も“良い時と悪い時の差が激しい”センターバックコンビ」と揶揄し、「イングランドは最低でも2点は取れる」と語っていた。
挑発を“燃料”にしてイングランド撃破
ロメロは試合後、「彼の発言を力に変えた」と語り、ネヴィルの挑発がモチベーションになったことを示した。
イングランドはアントニー・ゴードンの得点で先制したものの、その後は守勢に傾き、アルゼンチンの波状攻撃に押し込まれた。ハリー・ケインは「1点を守ろうとしすぎた」と語り、試合運びの問題を認めた。
記事解説
今回のロメロとネヴィルの応酬は、単なる場外乱闘ではなく、イングランドとアルゼンチンが長年積み重ねてきた“因縁の舞台”の最新章と言える。両国は1982年のフォークランド紛争を起点に、ワールドカップでも「マラドーナの神の手や5人抜きのゴール」「シメオネによって国賊となったベッカムと札幌でのリベンジ」といった象徴的な出来事を重ね、敵意むき出しのライバル関係を形成してきた。今回のやり取りは、その歴史の延長線上にある。
ネヴィルがロメロとマルティネスを「世界で最も“良い時と悪い時の差が激しい”センターバックコンビ」と揶揄し、「イングランドは最低でも2点は取れる」と語ったのは、イングランドのファンに向けて楽観的になるように促す“リップサービス”の一種だ。しかし、こうした言葉がアルゼンチンのメディア(媒体)を通じて選手たちにも伝わり、両国の因縁をさらに煽り、試合前の空気を熱くする役割を果たす。
そしてロメロは、その挑発に対し「愚か者のような批判はしたくない」と痛烈に反撃し、ネヴィルの前言を最高の形で跳ね返した。ロメロとマルティネスはネヴィルの発言を“燃料”に変え、イングランドの攻撃を封じ込める守備を披露した。これは、アルゼンチンが外部の声を力へ変える文化を象徴している。
イングランドが先制後に守勢へ傾き、アルゼンチンの勢いに押し込まれた展開も、両国の因縁が生む“舞台の喧騒”の一部だ。挑発、反撃、そして試合での応戦──ロメロはこの舞台で求められる“務め”を果たし、因縁の物語に新たな一章を刻んだ。
投稿元:Cristian Romero takes aim at ‘stupid’ Gary Neville after Argentina beat England

