レポート
スパーズは左サイドの補強を継続
トッテナムはセビージャの左SBホアキン・オソ(23)に関心を示し、すでに条件面を照会している。今夏はアンディ・ロバートソンを獲得し、ウドギとの競争が生まれた一方で、ジェド・スペンスが移籍濃厚となっており、左サイドのさらなる補強は選択肢として残っている。
オソは左SBと左WGの両方に対応
オソは昨季セビージャでレギュラーに定着し、左サイドバックと左ウイングの両方をこなす柔軟性を持つ。23歳と若く、プレミアリーグの複数クラブが注目している。
競合はプレミア3クラブ+フィオレンティーナ
TEAMtalkによれば、スパーズのほかにニューカッスル、ノッティンガム・フォレスト、フラムがオソを追っている。特にニューカッスルはすでにセビージャと接触しており、状況を詳細に確認しているという。
移籍金は1,740万ポンド以下の可能性
オソの契約には2,000万ユーロ(1,740万ポンド)の契約解除条項があるが、セビージャは財務改善の必要があり、条項以下の金額でも売却に応じる可能性が高いとされている。
フィオレンティーナが最も交渉を進める
ただし、プレミア勢より一歩先に進んでいるのがフィオレンティーナで、同クラブはオソ側と定期的に連絡を取り、交渉を前進させている。イタリア移籍を優先する可能性が高く、現時点で“最有力”と見られている。
記事解説
今回のホアキン・オソ獲得報道は、単なる「左サイドの補強候補」という話ではなく、スパーズの左SB事情と今夏の放出戦略を読み解くうえで重要なシグナルとなるかもしれない。
実はスパーズの左SBは、ウドギ、ロバートソンに加えて、ベン・デイヴィス、ソウザ、さらにジェド・スペンスもプレー可能であり、チーム内で最も分厚い選手層を誇っている。特にスペンスは、昨季のクラブと代表で左サイドを務めた実績があり、単なる「急場のカバー」ではなく、ポロが万全であれば定期的に左サイドで起用される可能性がある。
この状況を踏まえると、オソへの関心は一見すると“過剰補強”に見える。しかし、これはオソ陣営やセビージャ側が移籍金の吊り上げを狙ったリークである可能性がある一方で、スパーズ側がスペンス、さらにはウドギの放出を示唆している可能性も否定できない。今季は欧州大会がないにもかかわらず、ポロとスペンスはW杯で評価をさらに高め、ウドギとロバートソンは控えに置くには惜しいレベルの“レギュラークラス”である。4人のレギュラー級が2枠のサイドバックに集中している現状は、クラブが資金調達を兼ねた戦略的な「ダウングレード」を図る余地を生んでいる。
特にウドギを高額で売却し、ロバートソンをレギュラーとする場合、2〜3年後のレギュラー候補を準備する必要が出てくる。ソウザは将来性が高いが、まだプレミアでの実績は十分ではない。そこでオソのような23歳の左SB/左WG兼任型を確保しておくことは、戦術的にも財務的にも理にかなっている。オソは攻撃的な左サイドを担える選手であり、デゼルビの可変システムに適合しやすい。
つまり、今回のオソ獲得報道は、単なる補強候補の話ではなく、左SBの“過剰な選手層”をどう整理し、どのタイミングで次世代のレギュラー候補を仕込むかという、クラブの中期戦略を読み解く材料となる。スペンスの去就、ウドギへのオファー、ロバートソンの扱い──これらが連動する可能性は十分にある。
投稿元:Tottenham could sign Newcastle target for even less than £17.4m release clause

