レポート
フィリップスはトップ昇格の可能性が極めて低い
アシュリー・フィリップスは「スパーズで二度とプレーしない可能性が高い」とされている。Football.Londonのアラスデア・ゴールドは「彼は忘れられたセンターバックであり、ヴシュコヴィッチと同じ運命を辿る可能性がある」と述べた。
フィリップスは2023年にブラックバーンから約200万ポンドで加入したが、トップチームでの出場はゼロ。ローン先のプリマス、ストークでは評価を高め、昨季はチャンピオンシップ年間若手賞にノミネートされた。
デゼルビのCB陣はすでに飽和状態
現在のセンターバックはセネシ、ファンヘッケ、ファンデフェン、ダンソ、そして退団が濃厚なロメロ。フィリップスがプレシーズンで強烈な印象を残さない限り、序列を覆すことは難しいと見られている。
ゴールドの見解
ゴールドは自身の動画で「フィリップスはストークで素晴らしい2年間を過ごしたが、ヴシュコヴィッチと同様にスパーズでプレーすることはないだろう」と語った。「ただ、もし彼がプレシーズンで驚異的な成長を見せ、デゼルビが『この選手は何者だ?』と驚くようなことがあれば話は変わる」と付け加えた。
記事解説
今回のアラスデア・ゴールドの評価は、アシュリー・フィリップスの現在地を示すだけでなく、日本のファンが強い関心を寄せる高井幸大の立ち位置を測る“重要なベンチマーク”にもなる。記事内では高井への言及は一切ないが、それこそがゴールド記者の評価であり、現時点での高井の序列を端的に示している。
フィリップスは昨季ストークで44試合に出場し、チャンピオンシップ年間若手賞にノミネートされるほどの評価を得た。イングランド人であり、ユース代表歴もあり、スパーズ加入から3年が経過している。つまり、クラブとしては「評価可能な材料」が揃っている。一方で高井は、昨季のローン先がドイツであり、負傷も重なって出場機会が限られたため、評価が極めて難しい。記者としても「判断材料が少ない」という、いわば“記者泣かせ”の状況にある。
そして今回のゴールド記者の評価から得られる最も重要なベンチマークは、「21歳でチャンピオンシップ(イングランド2部)の中堅クラブでレギュラーとして活躍するレベルでは、今のスパーズのセンターバック陣では戦力とはみなされない」という厳しい現実だ。フィリップスはまさにその条件を満たしているが、それでもトップチーム昇格は“ほぼ不可能”とされている。高井とフィリップスは同じ21歳であり、この評価は高井にもそのまま当てはまる。
高井は潜在能力が高く、ブンデスリーガでの経験は必ず糧になる。しかし、現状のスパーズのセンターバック陣はセネシ、ファンヘッケ、ファンデフェン、ダンソという強固な序列があり、ロメロ退団後も枠が埋まっている。フィリップスですら「プレシーズンでデゼルビを驚かせない限りトップ昇格は難しい」とされるほどの競争環境で、高井が食い込むにはフィリップス以上のインパクトが必要になる。
その意味で、今季の高井にとって最大のカギは、プレシーズンで評価を高められるかどうかだ。評価を高めたうえで、おそらく今季もローンになるだろうが、昨季のフィリップスよりも優れたクラブで、より高いレベルのパフォーマンスを発揮できるかが重要になる。フィリップスがストークで評価を高めたように、高井も「評価可能な材料」を積み上げる必要がある。
高井とフィリップスは同じ21歳。だが、現状の評価材料の差は大きい。今回のゴールド記者の論調は、高井にとって“現在地を知るための指標”であり、同時に「どのレベルまで到達すればスパーズの戦力として認められるのか」という明確な基準を示している。
投稿元:‘Forgotten’ Tottenham Player Will Probably ‘Never Play for Spurs Again’

