レポート
イングランドのノルウェーとの準々決勝で途中出場したジェド・スペンスは、守備と攻撃の両面で大きな存在感を示した一方、試合中に“顎の保護マスクが消えた”ことで視聴者の注目を集めた。スペンスは86分に左サイドバックとして投入され、延長戦を含め約45分間プレー。鋭い守備対応に加え、積極的な攻め上がりで流れを作り、VARで取り消されたものの一度はPKを獲得する場面もあった。
BBCの視聴者評価では、2得点のベリンガムに次ぐ2位に選ばれ、インパクトの大きさがその数字にも表れた。スペンスは、5月下旬のチェルシー戦でリヤム・デラップの肘が顎に当たり骨折した影響で、通常、特注の保護マスクを着用している。実際、交代でピッチに入ったばかりの時間帯ではマスクを着けてプレーしており、相手GKのクリアを跳ね返しかけた場面でも確認できた。
しかし延長戦に入ると、突然マスクが消えた。破損したのか、気温の高いマイアミでの着用が耐え難くなったのかは不明だが、スペンスはそのマスクなしでプレーを続けた。大会前のコメントでは「不快だが仕方ない。顎が完全に治るまで3ヶ月かかる」と語っており、暑さや負荷による違和感が影響した可能性がある。
スペンスは延長戦を無事に戦い抜き、守備面で大きく貢献した。イングランドは2-1で勝利し、準決勝ではアルゼンチンと対戦する。スペンスはトーマス・トゥヘルからさらなる出場機会を得られるかが注目される。
記事解説
今回の試合で最も象徴的だったのは、スペンスの“左サイドバック適性”が改めて証明された点だ。守備の安定感に加え、縦への推進力はチームの流れを変える力を持っている。BBC評価2位という数字は、短い出場時間でも試合を支配できる選手であることを示す。
一方で、顎の保護マスクが突然消えた事象は、選手のコンディション管理の難しさを示す。高温環境での着用は負荷が大きく、プレーの質に影響する可能性がある。スペンスは骨折から完全回復していないため、準決勝での着用状況にも注目が集まる。アルゼンチン戦ではロメロとの対戦も控えており、スパーズ勢同士の対決は大きな見どころとなる。
投稿元:The unexpected thing Djed Spence did during England win that surprised eagle-eyed viewers

