レポート
トッテナムはマンチェスター・シティのサヴィーニョ獲得に向けた交渉を継続しており、昨夏に取引寸前まで進んだ一件の“再始動”となっている。今夏のスパーズは守備と中盤の補強に総額2億3,700万ポンド以上を投じ、ロベルト・デゼルビの戦力基盤を大幅に強化したが、前線の補強はまだ行われていない。クラブは攻撃陣の再構築を次のステップとしており、22歳のブラジル人ウイングはその中心的ターゲットとされている。
サヴィーニョは昨季、マンチェスター・シティで36試合に出場したものの、先発は14試合にとどまり、起用法は限定的だった。それでも4得点3アシストを記録し、そのうち6つのゴール関与が先発時に生まれていることから、継続的に信頼を得た際のパフォーマンスの高さが示されている。昨夏はシティが放出を認めずノースロンドン行きが破談となったが、今夏は状況が変わり、スパーズは再び獲得に強い意欲を示している。
移籍交渉が進む中、サヴィーニョは金曜夜にSNSで話題を呼ぶ行動を見せた。スペイン代表として準決勝進出を決めたペドロ・ポロが「準決勝へ!この仲間を誇りに思う。夢は続く」と投稿すると、サヴィーニョは即座に「Jogaaaaa muito fechamento(めちゃくちゃ良いプレーだ、兄弟)」と返信。両者は同じ国籍でもなく、クラブで共演した経験もないため、このタイミングでの“親密なコメント”はファンの間で大きな注目を集めた。
ポロは2020年にシティへ加入したが、サヴィーニョが到着したのは2024年であり、両者に接点はない。それでもサヴィーニョがワールドカップの試合を見て即反応したことは、単なる称賛以上の意味を持つ可能性があると見られている。移籍交渉が進む中でのスパーズの選手への好意的なコメントは、ファンの間で「スパーズ移籍の伏線ではないか」と推測を呼んでいる。
記事解説
今回のサヴィーニョのSNSでの反応は、移籍交渉が進むタイミングと重なったことで、ファンの間で大きな話題となった。ポロとは国籍もキャリアも重ならないにもかかわらず、ワールドカップの試合直後に即返信した行動は、単なる称賛以上の“距離の近さ”を感じさせる。特に、昨夏に取引寸前まで進んだ経緯があり、今夏も交渉が継続している状況では、こうした選手間の交流は移籍の空気感を強める要素として受け取られやすい。
また、サヴィーニョは昨季のシティで限られた出場機会ながら高いパフォーマンスを示しており、デゼルビ体制の攻撃モデルに適合する可能性が高いと見られている。ロマーノが「スパーズの最優先ターゲット」と表現したように、スパーズが最も強く求めている選手であることは明白だ。今回のSNSでの反応は、移籍交渉の進展を示す直接的な証拠ではないものの、選手本人がスパーズの選手に対して積極的に反応した事実は、ファン心理として“期待を高める材料”となっている。

