レポート
金曜、ワールドカップに参加していないトッテナムの選手たちがプレシーズン初日にホットスパー・ウェイへ戻り、ロベルト・デゼルビ体制の本格始動に向けたメディカルチェックとジムワークを開始した。新加入のマテウス・フェルナンデスは初日から姿を見せ、8,500万ポンドで加入した22歳の中盤が新たな職場へ足を踏み入れる様子が公開された。一方、最大1億ポンド規模の取引で加入したサンドロ・トナーリはクラブの公開画像に登場しておらず、労働許可の最終手続きが残っている可能性が示唆されている。
初日の画像には、マルティン・ドゥブラフカ、アーチー・グレイ、ジェームズ・マディソン、ドミニク・ソランケ、コナー・ギャラガー、リシャルリソン、デスティニー・ウドギ、アントニン・キンスキー、グリエルモ・ヴィカーリオ、ベン・デイヴィス、ブランドン・オースティン、デイン・スカーレット、マイキー・ムーア、ジェイミー・ドンリーらが含まれており、長期離脱していたデヤン・クルゼフスキとモハメド・クドゥスの姿も確認された。ACL負傷で年内離脱中のウィルソン・オドベールも初日の画像に登場し、マティス・テルも合流しているとされる。
さらに、昨季ローンに出され“忘れられた存在”となっていた4名の選手も久々にホットスパー・ウェイへ姿を見せた。マノル・ソロモンは昨季ビジャレアルとフィオレンティーナへローンで出されていたが、デゼルビから「新天地を探してよい」と伝えられており、今夏の放出候補となっている。昨夏川崎フロンターレから加入した高井幸大は負傷とローンで出場機会が限られ、ボルシアMGで8試合のみの出場に終わったが、契約は残り4年で今後の扱いが注目される。ヤン・ミンヒョクは昨季ポーツマスとコヴェントリーへローンで出場し、イングランドでの経験を積んだ20歳の韓国人アタッカーで、今季の序列が焦点となる。アシュリー・フィリップスもストークでの2度のローンを経て復帰し、競争に再挑戦する。
記事解説
今回のプレシーズン初日は、デゼルビ体制の“序列の再構築”がすでに始まっていることを示す重要な一日となった。フェルナンデスが初日から参加したことは、デゼルビが中盤の刷新を最優先課題としていることを改めて裏付ける。一方でトナーリは労働許可の関係で合流が遅れる可能性があり、デゼルビが新中盤の連携構築をどれだけ早期に進められるかが注目される。
また、長期離脱組やローン帰還組が一斉に姿を見せたことは、デゼルビが「全選手をゼロベースで評価する」姿勢を持っていることを示している。特に高井幸大、ヤン・ミンヒョクといった若手は、昨季のローン先で十分な出場機会を得られなかったが、ローン先で成功したアシュリー・フィリップスを含めデゼルビ体制の下で再評価される可能性がある。ソロモンのように構想外が明確な選手もいる一方で、若手の扱いはまだ流動的であり、プレシーズンのパフォーマンス次第で序列が大きく変動する可能性がある。
さらに、今夏の大型補強によって中盤と守備の質が大幅に向上したことで、前線の競争はより激しくなる。デゼルビは「保持・前進・制圧」を重視するため、前線の選手にも高い戦術理解と連携が求められる。ローン帰還組がこの要求に応えられるかどうかは、今季の戦力層を左右する重要なポイントとなる。今回の復帰ラッシュは、スパーズが“選手の棚卸し”と“序列の再構築”を同時に進める段階に入ったことを示しており、プレシーズンの数週間は選手にとってキャリアを左右する極めて重要な期間となる。
投稿元:Forgotten Tottenham signing returns for pre-season training under Roberto De Zerbi

