ラドゥ・ドラグシンは、2026/27シーズンにローン移籍でセリエAのフィオレンティーナに加入する。
この移籍契約には、特定のパフォーマンス基準が満たされた場合、ヴィオラ(フィオレンティーナの愛称)への完全移籍が義務となる条項(買取義務)も含まれている。
ルーマニア代表のラドゥは2024年1月にジェノアからスパーズに加入し、すべてのコンペティションで48試合に出場している。
24試合連続で出場していた2024/25シーズンは、UEFAヨーロッパリーグのエルフスボリ戦で膝を負傷したことにより、2025年1月にシーズンを途中で終えることになった。その後、2025年12月のアウェイでのパレス戦(1-0で勝利)で復帰し、昨シーズンは10試合に出場した。
ルーマニアの首都ブカレストで生まれたこのセンターバックは、現在までに通算30キャップを刻んでいる代表チームのレギュラーである。
記事解説
今回の公式発表は、トッテナムがセンターバックの再編を進める中で、ドラグシンの去就が明確になったことを示す内容となっている。フィオレンティーナは即戦力のセンターバックを求めており、出場条件次第で完全移籍となる“買取義務付きローン”は、クラブ間の強い合意を示す形だ。
ドラグシンは加入時にはバイエルン・ミュンヘンとの争奪戦が繰り広げられたこともあり、大きく評価されていたが、長期離脱も影響してプレミアリーグの環境適応に苦しみ、デゼルビ体制の中で序列を上げることが難しくなっていた。昨季の復帰後も出場機会は限定的で、今夏のセンターバック補強により、クラブとしては新たなステップを踏ませる判断を取ったと読み取れる。
一方で、フィオレンティーナはセリエAで安定した守備構築を求めており、ドラグシンのプレースタイルは適合しやすい。条件付き義務の設定は、クラブが彼の価値を高く評価している証拠でもある。この記事は、ドラグシンが新天地で再び主力としての地位を確立できるかが注目点であることを示している。

