レポート
エヴァートンが、トッテナムのジェド・スペンスの獲得を希望している。The Athleticの報道によると、右サイドの補強を最優先とするエヴァートンは、契約満了で退団したシェイマス・コールマン、移籍が見込まれるネイサン・パターソンの穴埋めとしてスペンスをリストの上位に置いている。
スペンスはイングランド代表で“最速級”と評されるサイドバックで、右サイドと左サイドの両方をこなす万能性を持つ。ワールドカップでは途中出場ながら複数の守備的貢献を見せ、メキシコ戦では終盤の猛攻を食い止めるタックルで勝利に貢献した。
一方、トッテナムでは状況が変わりつつある。今夏はロバートソン、セネシ、ファンヘッケら複数のDFを獲得し、右サイドではペドロ・ポロが長期契約を締結。さらにウドギも健在で、スペンスは左右どちらでも起用されるものの、序列が流動化している。
エヴァートンはモイーズ体制で守備の安定を重視しており、右サイドは長らくセンターバックのジェイク・オブライエンが代役を務めてきた。攻撃面での前進力が不足しているため、スペンスの推進力とスピードは大きな改善材料になると見られている。
記事解説
今回の報道は、スペンスの現在地が「代表では評価上昇、クラブでは競争激化」という二面性を持っていることを示している。イングランド代表では“主力級”として信頼され、ワールドカップでも重要な守備貢献を果たしている一方、トッテナムでは右SBで不動の地位を築くペドロ・ポロがいる。今夏、ペドロ・ポロが右サイドの軸として長期契約を締結し、左ではウドギが確固たる地位を築いているため、左右でプレーできるスペンスの序列は流動的である。
その状況を踏まえると、スペンス自身が「レギュラーとしてプレーするために移籍を希望する可能性」は十分にある。代表で評価を高めている今こそ、クラブレベルでも継続的な出場機会を求めるタイミングであり、エヴァートンのように右サイドを最優先で補強するクラブは魅力的な選択肢となる。
さらに、スパーズにも“売却を容認する理由”が存在する。スペンスは週給8万7,000ポンド、契約満了は2029年と長期契約であり、放出すれば一定の移籍金と高額給与の削減が可能となる。今夏はすでに複数のDFを獲得しており、戦力の整理と資金捻出を同時に進める局面に入っているため、スペンスの移籍はクラブにとっても現実的な選択肢となる。
そして中盤で出場機会を減らす懸念があるアーチー・グレイも右SBでプレー可能。若手のバイフィールドも控えている点も、「若手の重用」をアピールするためにはスペンスの放出を後押しするかもしれない。
一方のエヴァートンは、右サイドの攻撃力不足を解消するためにスペンスを高く評価している。モイーズ体制は守備の安定を重視するが、右サイドは本職の攻撃的SBが不在で、オブライエンは守備面では安定しているものの前進力に欠ける。スペンスの推進力、縦へのスピード、対人守備の強さは、エヴァートンの右サイドを一気に改善する可能性が高い。
今回の動きは、スペンスが「代表では主力級、クラブでは競争の渦中」という現在地を象徴しており、本人のキャリア選択とクラブの資金戦略が一致した場合、移籍が一気に進む可能性がある。
投稿元:Everton Eyeing Deal to Sign Absolutely Rapid Tottenham Star

