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【サステナ】スパーズ、スタジアムに3,800枚の太陽光パネル設置へ──環境投資と収益構造改革の“次の一手”

【サステナ】スパーズ、スタジアムに3,800枚の太陽光パネル設置へ──環境投資と収益構造改革の“次の一手”

✔ スパーズがスタジアム屋根に約3,800枚の太陽光パネル設置を申請
✔ 既存の蓄電システムと連動し、エネルギーコスト40%削減を推進
✔ クラブ全体の“環境×収益”戦略が新段階へ突入

レポート

Football.Londonのアラスデア・ゴールドは、トッテナムがハリンゲイ区に対し、トッテナム・ホットスパー・スタジアムの屋根に約3,800枚の太陽光パネルを設置する計画を申請したと報じている。施工はロンドン拠点のソーラー専門企業Solivusが担当し、9月着工・年内完了を目指す。

今回の計画は、スタジアムのガラス屋根の内側と外側のリング、さらにSky Walkのエリアにパネルと関連ハードウェアを設置する大規模なもの。これにより、スパーズの巨大なホームスタジアムが自家発電能力を獲得し、クラブが掲げる“ネットゼロ達成”に向けた重要な一歩となる。

スタジアムにはすでにAltus Energyが設計した蓄電システムが導入されており、試合日やイベント時の電力安定化に加え、余剰電力を売電することで新たな収益源を生み出している。この蓄電システムはクラブのエネルギーコストを40%以上削減し、有害な温室効果ガス排出量も半減させた。

今回の太陽光パネル導入は、2019年のスタジアム開業以来最大規模の環境投資となる。クラブのトレーニング施設であるホットスパー・ウェイにはすでに太陽光パネルが設置されており、今回の計画は“クラブ全体の環境インフラ統一”を進めるものと位置づけられる。

スパーズは国連の「Sports for Climate Action Framework」に署名し、2030年までに炭素排出量を半減、2040年までにネットゼロ達成を目標としている。選手・スタッフへのサステナビリティ研修をプレミアリーグで初めて実施したクラブでもあり、環境戦略はクラブ経営の中心に据えられている。

記事解説

今回の太陽光パネル設置計画は、単なる環境対策ではなく、スパーズが進める“クラブ全体の構造改革”の一環として捉えるべきだ。スタジアムの蓄電システムはすでに大きな経済効果を生み出しており、今回の自家発電化はその収益構造をさらに強化する。クラブは補強投資だけでなく、スタジアムとトレーニング施設のインフラを同時にアップグレードすることで、長期的な競争力を高めようとしている。

特に、デゼルビ体制の補強が“評価順で動く”という明確な哲学を持つ中で、クラブの環境投資が並行して進んでいる点は重要だ。スパーズはピッチ内外で同時に改革を進めており、スタジアムの自家発電化は“クラブの未来像を変える投資”として位置づけられる。これは、単に環境配慮ではなく、収益安定化とブランド価値向上を同時に達成する戦略的な一手だ。

また、ホットスパー・ウェイの環境整備(植栽、野生生物保護、グリーンルーフなど)と今回のスタジアム計画は、クラブが“環境×収益×ブランド”を三位一体で強化していることを示す。補強で大型投資を続ける一方、クラブの基盤となるインフラを強化することで、長期的な財務安定性を確保しようとしている。

総じて、今回の太陽光パネル設置計画は、スパーズがピッチ内外で同時に改革を進めるクラブへと進化していることを象徴する。補強だけでなく、スタジアムとトレーニング施設の環境インフラを強化することで、クラブは“持続可能な強さ”を手に入れようとしている。

投稿元:Spurs submit proposal to make important change to Tottenham Hotspur Stadium