レポート
デヤン・クルゼフスキが自身のSNSでボールトレーニングの動画を公開し、1年以上続いた膝の負傷からの復帰に希望が見え始めたと報じている。クルゼフスキは2025年5月11日のクリスタル・パレス戦で右膝の膝蓋骨を複雑損傷し、それ以来クラブでも代表でも一度も試合に出場していない。
この負傷は度重なる炎症、軟骨の問題、クリーンアップ手術など複数の要因が絡み合い、復帰が極めて難しい状態が続いていた。スウェーデン代表としてのワールドカップ出場も断念し、代表はラウンド32で敗退した。
そんな中、クルゼフスキは個人コーチとともにピッチでボールを扱う動画を投稿。パス、トラップ、ステップワーク、軽いシュートなどを行い、負傷した右膝を自然に使いながら動いている様子が確認できた。激しい負荷ではないものの、動きは滑らかで、ボールタッチの精度も高かった。
動画には「待ちきれない」という意味を込めた楽曲を重ねており、長いリハビリを経てようやく前進できている心境がうかがえる。記事は「高強度ではないが、自由に動けていることが重要」と評価している。
スウェーデン代表ドクターのヨナス・ヴェルナーは「軟骨損傷は非常に厄介で治療が難しい。負傷箇所は負荷が集中する場所で、完全に治るまで時間がかかる」と説明しつつ、「復帰できると強く信じている」と希望を語った。
クルゼフスキは夏の間、友人とバスケットボールをする様子も投稿しており、右膝にしっかり体重を乗せて動けていることが確認されている。記事は「復帰への道はまだ続くが、確かな前進が見られる」とまとめている。
記事解説
この記事の核心は、クルゼフスキが“ついにピッチに戻る段階へ入った”という事実だ。膝蓋骨の複雑損傷はキャリアを左右するほど深刻で、1年以上の離脱は選手生命に影響を与えるレベルだった。スウェーデン国内では「復帰できるのか疑問」という声も上がっていたが、今回の動画はその懸念を大きく払拭する内容となった。
特に重要なのは、負傷箇所である右膝に自然に体重を乗せ、ステップと方向転換を行えている点だ。軟骨損傷は“負荷に耐えられるかどうか”が復帰判断の最終基準となるため、この動きは復帰可能性を大きく押し上げる。
また、デゼルビ体制においてクルゼフスキは複数ポジションをこなせる貴重な戦力であり、復帰すれば新生スパーズの攻撃構造に大きな影響を与える。フェルナンデス、トナーリ、クドゥス、ソランケら新加入選手との組み合わせは、昨季とはまったく異なる攻撃の厚みを生む可能性がある。
総じて、クルゼフスキの復帰は“新生スパーズの完成度を左右する最後のピース”であり、今回の動画はその希望を強く感じさせるものだ。プレシーズンでの部分合流が現実味を帯びてきたと言える。
投稿元:Dejan Kulusevski update offers Tottenham injury return hope amid future ‘doubts’

