レポート
マテウス・フェルナンデスがロベルト・デゼルビから「プレミアリーグのタイトルを争う」と明確に伝えられていたと語っている。フェルナンデスはウェストハムから8,500万ポンドで加入し、スパーズはさらにニューカッスルからサンドロ・トナーリを1億ポンド規模で獲得する見込みで、中盤の再編が一気に進んでいる。
フェルナンデスは加入理由について「とても幸せで、とても興奮している。大きなクラブであり、街も国も知っている。監督と話し、彼が加入の鍵だった。プロジェクトに惹かれた。プレミアリーグを戦い、首位を目指す」と語り、デゼルビの構想が決断の中心にあったことを明かした。
さらに「監督が自分と家族に話してくれた内容は特別だった。彼に会うこと、ファンに会うこと、クラブの全員に会うことが楽しみだ」と述べ、デゼルビの人間的なアプローチが加入の決定打になったと説明している。
自身のプレースタイルについては「最も幸せなのは8番で、ボックス・トゥ・ボックスが得意。サウサンプトンでは前目でプレーしたが、本来はより深い位置でプレーする。ウイングもストライカーもできる」と語り、複数ポジションをこなせる柔軟性を強調した。
また「もっと得点し、もっとアシストし、もっと戦う必要がある。タイトルを取りたい」と述べ、個人としての課題と目標を明確にした。スポルティング時代の同僚ペドロ・ポロからは「監督、グループのメンタリティ、トレーニング環境、スタジアム、ロンドンでの生活まで多くの良い話を聞いた」と語り、新天地への準備が整っていることを示した。
スパーズは今夏、フェルナンデスとトナーリに加え、ファンヘッケ(5,200万ポンド)、ロバートソン、セネシ、ドゥブラフカを獲得し、デゼルビがプレシーズン開始時点で理想の戦力を揃えられるよう、異例のスピードで補強を進めている。昨季は最終節で残留したクラブが、わずか1年で優勝争いを視野に入れる構造へ変貌している。
記事解説
この記事の核心は、フェルナンデスの発言が“デゼルビ構想の本質”をそのまま示している点にある。スパーズは残留争いから脱却するだけでなく、プレミアリーグ制覇を現実的な目標として掲げる段階へ移行している。フェルナンデスが「首位を目指す」と語ったことは、クラブ内部で共有されている明確な目標であり、単なる意気込みではない。
デゼルビ体制は補強戦略を根本から変えた。中盤にフェルナンデスとトナーリという2人の“軸”を据え、ファンヘッケ、ロバートソン、セネシなど即戦力を揃えたことで、昨季の弱点だった守備とビルドアップの両面が大幅に改善される見込みだ。プレシーズン開始前に主要補強を完了させた点も、過去のスパーズとは明確に異なる。
また、フェルナンデスがマンチェスター・ユナイテッドの関心を退けてスパーズを選んだ背景には、デゼルビの説得力とクラブの野心がある。これは、財務規模だけではなく“プロジェクトの魅力”で選手を引き寄せられる段階にクラブが到達したことを意味する。
総じて、スパーズは補強の規模、監督の影響力、選手の意欲、プロジェクトの方向性が完全に一致し、優勝争いを現実的な目標として掲げるフェーズへと移行した。フェルナンデスの発言は、その変化を象徴するものだ。
投稿元:Mateus Fernandes drops hint of Roberto De Zerbi’s huge plan for Tottenham Hotspur

