レポート
今夏の補強資金を捻出するため“4名の売却”を容認
トッテナムは今夏の大型補強を進めるため、4名の放出を容認する方針を固めた。クラブはすでにファンヘッケの5,200万ポンドに加え、ロバートソン、セネシ、ドゥブラフカを獲得しており、さらにトナーリ(最大1億ポンド)とフェルナンデス(8,000万ポンド前後)の取引も進行中だ。来季は欧州戦の舞台に立てないため、収入面での制約が大きく、補強資金の確保が急務となっている。
ロメロは契約条項により5,000万ポンドで売却可能
クラブ主将ロメロには契約条項により5,000万ポンドの評価額が設定されており、今夏の放出候補に含まれている。ファンヘッケとセネシの加入によりセンターバックの構成が大きく変わり、ロメロの役割は縮小する可能性が高い。バルセロナやアトレティコ・マドリードが関心を示しているが、現時点で交渉は具体化していない。
ベリヴァルは5,000万ポンド評価 ノッティンガム・フォレストが最有力
ベリヴァルは5,000万ポンドの評価額が付けられており、本人はすでにクラブへ退団希望を伝えている。中盤の競争が激化する中、トナーリやフェルナンデスの加入が決まれば出場機会はさらに減る見込みだ。ノッティンガム・フォレストが最も強い関心を示しており、移籍の可能性は高い。
ヴィカーリオは2,000万ポンド評価 キンスキーの台頭で立場が逆転
ヴィカーリオは守護神としての安定感を欠き、来季はキンスキーが正守護神となる見込みだ。クラブはヴィカーリオに2,000万ポンドの評価額を設定しており、今夏の放出候補に含まれている。複数クラブが状況を注視している。
リシャルリソンは3,000万ポンド評価 MLSと中東が関心
リシャルリソンは3,000万ポンドでの売却が可能とされ、クラブは前線の再構築を進めるため放出を容認する構えだ。MLSや中東クラブが関心を示しており、移籍先の選択肢は広い。
記事解説
今回の“4名同時売却容認”は、デゼルビ体制の再構築が本格化していることを示す。クラブは守備陣をファンヘッケとセネシで刷新し、キンスキーを正守護神に据えることで後方の構造を大きく変えた。中盤ではフェルナンデスとトナーリの二枚看板を軸に新しい構造を作る方針で、ベリヴァルの役割は完全に重複する。
ロメロはリーダーシップと対人能力に優れるが、デゼルビが求める“ライン統率とビルドアップ精度”ではファンヘッケが優先される。ヴィカーリオは終盤戦で不安定さが目立ち、キンスキーの台頭により立場が逆転した。リシャルリソンは前線の推進力と決定力の不足が課題で、クラブは新たなストライカーとウイングの補強を計画している。
総額1億5,000万ポンド規模の売却が成立すれば、トッテナムは中盤・前線の大型補強を一気に進めることが可能となる。デゼルビ体制の再構築は「守備の刷新」「中盤の強化」「前線の再設計」が同時に進む段階に入り、ノースロンドンのプロジェクトは今夏で大きく姿を変える。
なお、今回の記事でヴシュコヴィッチについては触れられていないが、「放出はない」と考えているわけではなく、単なる見落としであり、最も放出の可能性がある選手として、「灯台下暗し」となったと思われる。
投稿元:Tottenham Sanction Four Sales to Raise £150M In Summer Exodus For Key Stars

