レポート
デゼルビが“絶対に欲しかった”理由がW杯で可視化
ヤン・ポール・ファンヘッケはW杯チュニジア戦で圧巻のパフォーマンスを披露し、ロベルト・デゼルビが『5,200万ポンド』を投じてブライトンから呼び戻した理由を世界の前で証明した。ファンヘッケはブライトン時代にデゼルビの下でブレイクし、昨季はファビアン・ヒュルツェラーのもとでクラブ年間最優秀選手に選出。プレミアリーグでの安定した活躍により、オランダ代表でも不動の存在となっている。
W杯で“大会最多”を3つ更新 ディフェンダーとは思えない支配力
チュニジア戦でファンヘッケは145タッチを記録し、今大会の単独最多を更新。さらに134本中130本のパス成功(成功率97%)、39本のファイナルサードへの前進パスも大会最多となった。守備面でもボール奪取7回、デュエル勝利5回、クリア4回、タックル2回と完璧な内容で、62分には代表初ゴールも決めた。センターバックが試合を完全に支配するという異例のパフォーマンスで、デゼルビのフットボールに不可欠な“後方からの支配力”をそのまま体現した。
『5,200万ポンド』の投資は“むしろ安かった”可能性
ファンヘッケは契約残り12カ月にもかかわらず『5,200万ポンド』の移籍金が必要だったが、今回のW杯でのパフォーマンスを見る限り、その金額はむしろ割安だったと言える。デゼルビは彼のビルドアップ能力、前進力、守備範囲、リーダーシップを高く評価しており、スパーズの新たな守備軸として即戦力以上の価値をもたらすことが期待されている。
記事解説
今回のW杯でのファンヘッケのパフォーマンスは、スパーズの補強戦略における“デゼルビの眼”の正しさを強烈に裏付けるものとなった。センターバックが試合を支配し、前進パスで攻撃の起点となり、守備でも圧倒するというプレーは、デゼルビが求める理想像そのものだ。特に39本のファイナルサードへの前進パスは、単なる守備者ではなく“後方の司令塔”としての役割を担えることを示しており、スパーズのビルドアップ改善に直結する。
また、ファンヘッケはミッキー・ファンデフェンと代表で共演しており、スパーズでも同様の連携が期待できる。スパーズが長年抱えてきた“後方からの安定した前進”という課題を解決する存在であり、『5,200万ポンド』という投資は中長期的に見ても極めて合理的だ。W杯での活躍は、デゼルビが彼を最優先ターゲットに据えた理由を世界に示す結果となった。
投稿元:Roberto De Zerbi has already been proved right over one of his Tottenham transfers

