クラブはアレホ・ベリスの移籍についてバイーアと合意に達し、7月1日にブラジルのクラブへ加入する。
ストライカーのアレホは、2023年夏に母国アルゼンチンのロサリオ・セントラルから加入し、ファーストチームで8試合に出場した。同年12月のブライトン&ホーヴ・アルビオン戦でプレミアリーグでの初ゴールを記録している。
その後、スペインのセビージャとエスパニョールへのローン移籍を経て、昨年7月に2025/26シーズンのローンでロサリオに復帰した。
アレホは今回、完全移籍でブラジルのトップリーグへ移籍する。今後の活躍を祈る。
記事解説
ベリスは加入当初から将来性を期待されていたが、プレミアリーグの強度や戦術的要求に適応しきれず、ローン移籍を繰り返す形となった。クラブとしても、出場機会が限られる状況で保有し続けるより、本人が成長できる環境へ送り出す方が合理的だと判断したと考えられる。
一方で、ベリスはまだ21歳と若く、ブラジルのトップリーグで継続的にプレーできれば、再び欧州に戻る可能性も十分にある。スパーズにとっては短期間での別れとなったが、ベリスのキャリアがここから再び上向くかどうかは、バイーアでの適応と成長にかかっている。今回の移籍は、選手にとってもクラブにとっても“次のステップへ進むための決断”と言えるだろう。
3年前にベリスの獲得に要した移籍金は1300万ポンドで、今回のバイーアへの移籍は700万ポンドに20%の転売条項が付く形だ。大幅に価値を落としたが、スパーズでの出場機会の少なさを考えれば、良くこの価格で売れたとの評価になるだろう。
なお、2023年の夏は、アンジェ・ポステコグルーが就任し、ハリー・ケイン、ウーゴ・ロリス、ハリー・ウィンクスがクラブを去った大転換期であったが、移籍市場での補強は、クルゼフスキとポロのローンから完全移籍への変更で始まり、ヴィカーリオ、マディソン、ファンデフェン、ブレナン・ジョンソン、ソロモン、フィリップス。その後も激動のシーズンが続いているが、3年を経過した現在においてまずまずの移籍市場だったと言える。

