レポート
“快適すぎる環境”から“競争力重視”へ ホットスパー・ウェイが大改修に突入
スパーズはエンフィールドのホットスパー・ウェイで大規模な改修工事を開始した。14年前の開設当初は世界最高峰と称された施設だが、近年は「快適すぎて競争環境としては不十分」との指摘が内部から上がっていた。特にファーストチームのジムは欧州トップクラブと比較して遅れが生じており、デゼルビ体制の本格稼働に向けて抜本的な見直しが必要と判断された。
ジム全面刷新・戦術室新設・レストラン改修 “パフォーマンス最優先”の設計へ
クラブCEOのヴィナイ・ヴェンカテシャムはファン諮問会議で、施設の再設計がすでに進行していると説明した。新たな戦術ブリーフィングルームの設置、ジムの全面改修、選手レストランの再構築など、建物全体を“パフォーマンス環境”へと作り替える作業が進んでいる。オフシーズンは大規模工事を行える唯一の期間であり、今夏に一気に着手した形だ。
医療・パフォーマンス部門も刷新、レウィンドン主導で人員再編が進行
クラブはアカデミー強化に加え、医療・パフォーマンス部門の再構築にも着手している。シティ・フットボール・グループから招聘したダン・レウィンドンが2月に着任し、部門全体を精査した結果、シーズン終了後に多数の人員入れ替えが行われた。アカデミーには昨秋以降追加投資が行われており、全カテゴリーでの育成強化が進んでいる。
記事解説
今回のホットスパー・ウェイ大改修は、デゼルビ体制の“本気度”を象徴する動きだ。スパーズは長年、施設の豪華さが逆に競争力を削いでいるとの指摘を受けてきた。特にジムや戦術設備は欧州トップクラブと比較して遅れがあり、デゼルビが求める高強度のフットボールを支える環境としては不十分だった。今回の改修は、クラブが“快適さよりパフォーマンス”へ舵を切ったことを意味する。
また、医療・パフォーマンス部門の刷新は、近年の負傷者の多さや復帰プロセスの遅れに対する抜本的な対策でもある。レウィンドンの招聘はクラブ内部でも高く評価されており、デゼルビの要求に応える体制づくりが急速に進んでいる。アカデミー強化も含め、スパーズは“クラブ全体の再構築”を本格的に進めており、今回の施設改修はその中心的なプロジェクトとなる。
投稿元:Tottenham making training ground change to help Roberto De Zerbi and his players

