レポート
ソロモンが昨夏の扱いに強い不満、パレス移籍破談の舞台裏を告白
マノル・ソロモンが母国イスラエルのメディアのインタビューで、昨夏のスパーズによる自身の扱いに強い不満を示した。ソロモンは2023年の加入後、負傷とローン移籍を経てリーズで印象的な活躍を見せ、クリスタル・パレスから正式オファーを受けて移籍に向けた準備も整えていた。しかし代表チームに合流した直後、代理人から「クラブがフランス人ストライカー獲得を進めるにあたり、スカッド枠の調整方針を変えた」と知らされ、ソロモンを放出候補から外す判断が下されたことで、進んでいたパレス移籍はクラブ側の方針転換によって破談になったという。ソロモンは「すべて準備してロンドンを離れたのに、代表に着いた瞬間に状況が変わった」とし、「押し出されたように感じたし、そんな扱いを受けるクラブにはいたくなかった」と強い不満を語った。
デゼルビは構想外と明言、クラブは今夏の退団を前提に新天地探し
今季に入り、ロベルト・デゼルビはソロモンに対し「来季の構想には入っていない」と明確に伝えている。ソロモンはスパーズ加入後の膝の負傷で長期離脱し、その後ビジャレアルとフィオレンティーナへのローン移籍を経験したものの定着には至らず、クラブでの公式戦出場はわずか6試合にとどまっている。契約は残り2年だが、クラブは今夏の移籍市場でソロモンの新天地を探す方針で、本人も「この扱いでは残るつもりはない」と語っており、退団は既定路線となっている。
スペインでのローンも“失敗”と回想、環境面のギャップに戸惑い
ソロモンはビジャレアルでのローン生活についても「イングランドとは全く違い、加入直後から誰もサポートしてくれなかった」と振り返り、クラブの体制やコミュニケーション不足に戸惑いを覚えたと語った。チャンピオンズリーグに出場するクラブでありながら、連絡をくれたのは監督だけだったと明かし、環境面でのギャップが大きかったと述べている。こうした経験も重なり、ソロモンはスパーズとその周辺クラブでの一連の移籍対応に対して強い失望を抱くに至った。
記事解説
今回のソロモンの発言は、レヴィ体制末期の移籍対応に対する内部不満が表面化した形だ。スパーズは昨季、選手の去就判断が遅れ、ローン移籍の調整が混乱するケースが複数発生していた。ソロモンのパレス移籍破談はその象徴であり、本人が「押し出された」と感じたのも無理はない。デゼルビ体制では選手選考が明確化されつつあり、ソロモンのように序列が低い選手には早期に進路を提示する方針が取られている。
ソロモン自身は攻撃的なドリブラーとして一定の能力を持つが、負傷とローン移籍の連続でスパーズでの立場を築けなかった。本人が語った“失望”は、クラブの移行期における混乱の副産物とも言える。今夏の退団は確実視されており、スパーズにとっても選手にとっても、新たなスタートが必要なタイミングとなっている。
投稿元:Unhappy Tottenham winger hits out at Daniel Levy decision after transfer mess

