レポート
チェルシーは“関心なし”、ベリヴァル退団希望も動かず
チェルシーは、ルーカス・ベリヴァルがスパーズに退団希望を伝えたにもかかわらず、今夏の獲得に動く予定はないとされる。ベリヴァルは現在W杯に参加しており、来季の出場機会が限られることを懸念してデゼルビに退団の意思を伝えた。
チェルシーは1月にベリヴァル獲得を検討したが、スパーズが交渉を拒否した経緯がある。しかし今夏は“再アタックの予定なし”という姿勢を明確にしている。
スパーズは4,500万ポンドを要求、完全移籍のみを想定
スパーズはベリヴァルの評価額を4,500万ポンドに設定しており、ローンではなく完全移籍のみを想定している。契約は残り5年で、クラブは強気の価格設定が可能な状況だ。
チェルシーは他ポジションを優先、右サイドの補強を検討
チェルシーは今夏、複数のポジションで補強を進めているが、ベリヴァルのポジションは優先順位が低いと見られる。マンチェスター・シティ退団予定のジョン・ストーンズやアーセナルのイーサン・ヌワネリにも関心は示しておらず、アタランタの右サイドの若手マルコ・パレストラが候補として挙がっているが、クラブ間交渉は現時点で行われていない。
記事解説
今回の報道は、ベリヴァルの退団希望が明らかになった一方で、チェルシーが“完全に静観”の姿勢を取っている点が特徴だ。1月には獲得を検討したクラブが、半年後には関心を示さないという事実は、チェルシーの補強方針が大きく変化していることを示している。アロンソ体制の初年度である今夏は、即戦力の複数ポジションを優先しており、中盤の若手獲得は優先度が低い。
また、スパーズが設定した4,500万ポンドという評価額も、チェルシーが動かない理由の一つだろう。ベリヴァルは将来性の高い選手だが、現時点で即戦力として計算できるかと言われれば難しく、チェルシーが“今すぐ必要な選手ではない”と判断したのは自然だ。
一方で、スパーズにとっては難しい判断が続く。ベリヴァルはクラブ育成枠として将来的に大きな価値を持つ選手であり、放出は長期的な損失につながる可能性が高い。しかし、本人が完全移籍を希望している以上、クラブは現実的な選択を迫られている。
チェルシーが動かないことで、ベリヴァルの移籍先はより限定的になる。スパーズは高額の評価額を維持しつつ、クラブの未来と現在のバランスをどう取るのか、今夏の象徴的なテーマとなりそうだ。
投稿元:Chelsea make Lucas Bergvall decision after Tottenham transfer request

