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【移籍】スパーズがルカ・ヴシュコヴィッチ売却に“条件付きで前向き” ブライトンは4,500万ポンド提示も評価額に届かず

【移籍】スパーズがルカ・ヴシュコヴィッチ売却に“条件付きで前向き” ブライトンは4,500万ポンド提示も評価額に届かず

✔ スパーズはヴシュコヴィッチ売却に“条件付きで前向き”
✔ ブライトンは3度目のオファー=4,500万ポンドを提示
✔ クラブの評価額は6,000万ポンド前後と報道

レポート

スパーズは“評価額に届けば売却容認”の姿勢

トッテナムはルカ・ヴシュコヴィッチの売却に前向きだが、あくまでクラブが設定する評価額を満たした場合に限るという。イタリア人記者ジャンルイジ・ロンガリは、ブライトンが提示した4,500万ポンドのオファーでは不十分であり、スパーズはこれを拒否したと伝えている。

ヴシュコヴィッチは2023年にハイドゥク・スプリトから加入し、契約は2030年まで残っている。昨季のブンデスリーガでのローン活躍により評価が高まり、複数クラブが関心を示す中で、ブライトンが最も積極的に動いているとされる。

ブライトンは3度目のオファー提示も、依然として不足

ブライトンはこれまでに2度のオファーを提示しており、2度目のオファーは3,000万ポンドと報じられていた。最新の3度目のオファーは4,500万ポンドに引き上げられたが、スパーズの評価額には届いていない。

報道では、ブライトンがヴシュコヴィッチと個人条件で合意に達しているとされ、選手側はプレミアリーグでの出場機会を求めて移籍に前向きだという。しかし、クラブ間の評価額の差が依然として大きく、交渉は停滞している。

選手は出場機会を最優先、クラブはW杯後に判断へ

ヴシュコヴィッチは来季の出場機会を最優先に考えており、ローンではなく完全移籍を望んでいると報じられている。本人は「自分を必要としてくれるクラブでプレーしたい」と語っており、ブライトンを若手が成長できる環境として高く評価している。

スパーズはワールドカップ終了後に最終判断を下す見込みで、ブライトンが提示額をさらに引き上げるかどうかが焦点となる。現時点では、クラブの評価額に届かない限り売却に応じる姿勢は見せていない。

記事解説

今回のヴシュコヴィッチの移籍騒動は、単なる若手の去就問題にとどまらず、スパーズが長年抱えてきた「選手主導の移籍をどこまで容認すべきか」という根源的なテーマを改めて突きつけている。選手の希望を尊重すれば、将来的に“悪しき前例”となり、他の選手にも同様の動きが波及するリスクがある。一方で、今回のケースは、過去にスパーズが経験した“ある前例”の反動としても捉えられる。それが、2011年夏のルカ・モドリッチのチェルシー移籍騒動だ。

当時、モドリッチはチェルシー移籍を強く望んだが、スパーズ(ダニエル・レヴィ会長)はこれを断固として拒否した。結果的にモドリッチは次の2012年夏にレアル・マドリードへ移籍し、スパーズはロンドンのライバルへの流出を阻止し、モドリッチはマドリードで数々の栄冠を手にしたことで“丸く収まった”ように見えた。しかし近年、モドリッチ本人はチェルシー移籍が叶わなかったことを“黒歴史”として語っており、当時の判断が選手本人にとって必ずしも最良ではなかったことが明らかになっている。

この歴史を踏まえると、今回のヴシュコヴィッチのケースは、クラブが「選手の希望を尊重すべきか」「他選手への影響を考えて阻止すべきか」という難しい判断を迫られる構図が再び訪れたと言える。移籍金が妥当であることは大前提だが、スパーズがどのような姿勢を取るかは、前体制のダニエル・レヴィ時代からの変化を象徴するポイントにもなる。

さらに、来季は欧州戦がなく、シーズン途中に負傷から復帰する選手も複数いることを考えると、スカッドを一時的に縮小することは合理的であり、今後多くの放出が進むことは避けられない。ただし、その放出が完全移籍なのかローンなのかは大きな意味を持つ。スパーズの中期プランとしては欧州復帰が前提であり、将来的に戦力となり得る若手をローンで武者修行させる選択肢は現実的だ。ヴシュコヴィッチの扱いは、クラブが“未来をどう見据えているか”を測る試金石となるだろう。

投稿元:Tottenham are open to Luka Vuskovic sale under one condition as Brighton bid £45m