レポート
スパーズは“新らたな正GK”の獲得を本格化へ
トッテナムは今夏、新たな守護神の獲得に向けて動きを加速させる見通しだ。複数のGKが候補に挙がる中、PSGのルーカス・シェヴァリエ(24)がリストの上位に位置していると報じられている。グリエルモ・ヴィカーリオはデゼルビ体制で序列を落とし、シーズン終盤の3試合ではアントニン・キンスキーが先発。残留争いの中で重要なセーブを連発し、チームの残留に大きく貢献した。
ヴィカーリオはイタリア復帰が濃厚、ユベントスとインテルが関心
ジャーナリストのベン・ジェイコブズによれば、ヴィカーリオにはユベントスとインテルが継続的に関心を示しており、今夏の移籍は既定路線と見られている。エンポリ時代から評価の高かったセリエAへの復帰は自然な流れで、スパーズは後任探しを急ぐ必要がある。
キンスキーは構想内だが“正GK”としては見ていない
ジェイコブズは、デゼルビがキンスキーを高く評価している一方で、来季の“正GK”として据える考えは薄いと指摘する。キンスキーは残留争いで大きな役割を果たしたが、デゼルビはより経験値と安定感のある守護神を求めており、クラブは新たな正GKの獲得を優先している。
ターゲットはトラフォードとシェヴァリエ、ただし競争は激化
スパーズはマンチェスター・シティ所属のジェームズ・トラフォードに強い関心を示しているが、ニューカッスルが獲得レースの先頭に立っているとされる。一方、パリ・サンジェルマンのルーカス・シェヴァリエもリストに入っており、PSG加入後に序列を落としたことで移籍を模索している状況だ。スパーズは両者の動向を注視しつつ、最適なタイミングで交渉に踏み切る構えだ。
記事解説
今回のキンスキーに関する内部情報は、アラスデア・ゴールドが報じた「マティス・テルはデゼルビの構想内」という内容に続くもので、クラブが意図的に発信しているメッセージと見るのが自然だ。特に、テルやキンスキーのように新シーズンの立場が不透明だった若手にとっては、こうした“構想内”の情報は安心材料となり、選手陣営が不安からメディアにリークすることで生じる移籍騒動を抑止する効果がある。
ただし、これは単に選手陣営へのメッセージというよりも、むしろ“メディア側の勝手な憶測”をけん制する意図が強いと考えられる。スパーズ周辺では、選手の序列が不透明な時期にメディアが独自のストーリーを作り上げ、移籍話が過熱するケースが多い。クラブが先手を打って「構想内」という情報を流すことで、不要な騒動を未然に防ぐ狙いがある。
対照的なのがヴシュコヴィッチだ。彼に関してはクラブ発の“構想内”メッセージが一切出ておらず、むしろ移籍志願や他クラブのオファーが連日報じられている。これはクラブがメディア統制をかけていない、あるいはかけられない状況であり、火種が残っていることを示している。だからこそ、テルやキンスキーのような“他の火種”を先に消しに動いている可能性がある。
そして本題となるのが来季のGK陣容だ。キンスキーが残留し、かつ“構想内”と明確に位置づけられるのであれば、スパーズは新たな守護神をどう扱うのかが焦点となる。デゼルビは経験値と安定感を重視しており、キンスキーをバックアップとして育成しつつ、新たな正GKを据える形が最も現実的だ。トラフォードやシェヴァリエのような若手有望株を獲得できれば、キンスキーとの競争は健全なものとなり、中長期的なGK陣容の安定につながるだろう。
投稿元:Tottenham’s new goalkeeper plan – Spurs Web

