レポート
デゼルビ体制がついに“開幕から”スタート
スパーズとロベルト・デゼルビは、2026/27シーズンのプレミアリーグ日程が公開されたことで、初めて“開幕からのフルシーズン”に向けた準備を本格化させることになった。昨季は最終節で残留を決めるという極限の状況を乗り越えたが、今季はその延長線ではなく、明確な再構築のフェーズに入る。デゼルビがクラブにもたらした変化は大きく、降格圏からの脱出だけでなく、クラブ全体の雰囲気を立て直した点は評価されている。
開幕戦はブレントフォード戦:アンジェ時代と同じカードに
開幕戦は8月22日、ロンドン西部のGtechコミュニティスタジアムでブレントフォードと対戦する。奇しくもこれは2023年にアンジェ・ポステコグルーがスパーズで迎えた開幕戦と同じカードであり、欧州カップ戦のない状況でのスタートという点でも共通している。キックオフは17時30分で、デゼルビ体制の船出としては難易度の高いアウェイ戦となる。
ホーム開幕戦はニューカッスル“トナーリ移籍騒動”が注目に
8月29日のホーム開幕戦はニューカッスル戦。スパーズはサンドロ・トナーリの獲得に動いていると報じられており、仮に移籍が実現すれば“古巣対決”がいきなり実現する可能性もある。ファンにとっては新戦力の初お披露目となる重要な一戦だ。
序盤は“中堅〜上位”との連戦で試される立ち上がり
9月にはノッティンガム・フォレスト、エヴァートン、アストン・ヴィラと続き、10月10日にはオールド・トラッフォードでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。序盤から中堅〜上位クラブとの連戦が続くため、デゼルビの新戦術がどれだけ早く浸透するかが問われる。
10月後半に“昇格組”初対戦、そしてスタンフォード・ブリッジへ
10月17日には昇格組のコヴェントリーをホームに迎え、翌週にはスタンフォード・ブリッジでシャビ・アロンソ率いるチェルシーと対戦する。アロンソのチェルシーは積極補強が予想されており、ロンドンダービーとしても注目度が高い。
12月5日にまずホームのノースロンドン・ダービー
12月5日にはトッテナム・ホットスパー・スタジアムでアーセナルとのノースロンドン・ダービーが行われる。アーセナルは昨季22年ぶりのリーグ優勝を果たしており、今季も優勝候補の一角。デゼルビ体制がどれだけ差を縮められるかが問われる。
クリスマスはリバプール→ボーンマス→ブライトンの3連戦
12月19日にアウェイでリバプールと対戦し、ボクシングデーにはボーンマス戦、12月30日にはデゼルビの古巣ブライトンをホームに迎える。いずれもスタイルの異なる相手であり、年末の3連戦はチームの総合力が試される期間となる。
年明けは“ペップ不在のシティ”と対戦
2027年1月2日にはマンチェスター・シティと対戦する。ペップ・グアルディオラ退任後の新体制となるが、依然としてリーグ最強クラスの戦力を誇るため、難易度の高い試合となる。
そして“悪夢の最終盤”へ突入
今季の日程で最も厳しいのは、シーズン終盤の5試合だ。5月1日にアウェイでアーセナル、翌週にはホームでチェルシー、続いてアウェイでコヴェントリー、さらにホームでマンチェスター・ユナイテッド、そして最終節はアウェイでアストン・ヴィラ。優勝争い、欧州カップ戦争い、残留争いなど、どの立場にいても極めてタフな連戦となる。
記事解説
今回の2026/27シーズン日程は、デゼルビ体制にとって“真価を問われる一年”になることを示している。開幕から中堅〜上位クラブとの連戦が続き、10月にはチェルシー、12月にはノースロンドン・ダービー、年末にはリバプールとブライトン、年明けにはマンチェスター・シティと、強豪との対戦がシーズン全体に散りばめられている。
そして何より、最終盤のアーセナル→チェルシー→マンチェスター・ユナイテッド→アストン・ヴィラという“悪夢の4連戦”は、スパーズの最終順位を大きく左右する決定的な期間となる。昨季は残留争いに巻き込まれたが、今季は補強が順調に進んでおり、デゼルビの戦術が浸透すれば中位以上を狙える可能性は十分にある。
日程の難易度は高いが、逆に言えば“強豪との対戦が多い=順位を上げるチャンスも多い”ということでもあり、スパーズにとっては挑戦と成長の一年になるだろう。
投稿元:Tottenham 2026/27 Premier League fixtures revealed in full – Football.London

