レポート
スパーズは今夏の移籍市場で積極的な動きを見せており、デゼルビ体制の下で大規模な再構築が進んでいる。デゼルビは昨季の残留決定直後に「10〜12人を残し、残りは入れ替える必要がある」と語り、クラブの刷新を強く求めていた。すでにアンディ・ロバートソンとマルコス・セネシをフリーで獲得し、ファンヘッケの加入も目前に迫っている。
Football.Londonは、スパーズが96百万ポンドの追加投資で“理想のイレブン”を構築できると分析。具体的には、ジェームズ・トラフォード(マンチェスター・シティ)、ファンヘッケ(ブライトン)、サンドロ・トナーリ(ニューカッスル)、モーガン・ギブス=ホワイト(ノッティンガム・フォレスト)、イリマン・エンディアイエ(エヴァートン)らの獲得を提案している。これにより、デゼルビが求める“経験・リーダーシップ・メンタリティ”を備えたチームが完成するとしている。
一方で、放出候補として名前が挙がったのがヴシュコヴィッチとクリスティアン・ロメロだ。Football.Londonは「出場機会の保証が得られない場合、両者は売却すべき」と指摘。ヴシュコヴィッチは将来性を高く評価されながらも、ファンヘッケとセネシの加入により序列が低下しており、ロメロも負傷と出場停止の多さから“安定性に欠ける”と判断されている。さらに、ヴィカーリオ、ドラグシン、リシャルリソンも放出候補として挙げられ、合計1億4,200万ポンドの売却益が見込めるとされる。
これらの補強と放出を組み合わせることで、デゼルビが欧州カップ戦の出場権確保に挑める戦力を整えられると結論づけている。理想イレブンとしては、トラフォード、ペドロ・ポロ、ファンヘッケ、ファンデフェン、スペンス、トナーリ、ベンタンクール、エンディアイエ、ギブス=ホワイト、クドゥス、ソランケという布陣だ。
記事解説
今回のFootball.Londonの記事は、デゼルビ体制が“部分的な補強”ではなく“全面的な再構築”を目指していることを強調している。デゼルビは昨季の残留争いを経て、チームのメンタリティと構造そのものを変える必要性を強く感じており、ロバートソンやセネシの獲得はその象徴だ。経験とリーダーシップを重視する補強方針で、クラブ全体が“勝てる集団”への変革を進めている。
一方で、ヴシュコヴィッチとロメロの扱いは今夏最大の焦点となる。ヴシュコヴィッチは将来性を高く評価されながらも、現時点での即戦力性に疑問が残り、本人もレギュラーを強く望んでいる。ロメロは能力の高さと不安定さが共存しており、クラブとしては“高額オファーがあれば売却も検討”という立場だ。
9,600万ポンドという投資案はあくまでFootball.Londonの試算だが、スパーズが今夏の移籍市場で“大胆な決断”を下す可能性は高い。デゼルビが求めるのは、技術・戦術理解・メンタリティのすべてを兼ね備えた選手であり、今回の提案はその方向性を明確に示している。
投稿元:Roberto De Zerbi needs £96m cash injection to build dream Tottenham XI as Luka Vuskovic axed

