レポート
スパーズがケルンの19歳ウインガー、サイード・エル・マラの獲得に向けて動く可能性があると、ドイツ紙『Sport BILD』が伝えている。エル・マラは今夏の移籍市場で複数クラブの関心を集めており、ブレントフォードは5,000万ユーロの提示で合意寸前まで進んだものの、選手側がこれを拒否したとされる。代理人を務める母親が「より適したクラブ」を待っていると報じられている。
『Sport BILD』によれば、スパーズはエル・マラのスカウティングレポートに強い手応えを感じており、デゼルビもその評価に満足しているという。エル・マラはブンデスリーガで急成長を遂げた逸材で、縦への推進力と1対1の強さが特徴。スパーズの再構築において重要なピースになり得ると見られている。
一方、ケルンはエル・マラの移籍を急いでおらず、クラブ史上最高額となる売却を見据えている。移籍市場終盤まで引き延ばされる可能性もあるが、クラブとしては早期決着を望んでいるとされる。ブレントフォードを拒否したことで、次の入札がどのクラブになるかが注目されており、スパーズがその筆頭候補として浮上している。
記事解説
今回のSport BILDの報道は、スパーズが今夏の補強で“縦に運べて得点力のある左ウイング”を求めていることを示すものであり、エル・マラはその条件に合致する逸材だ。右利きの左ウイングとしてカットインからの強烈なシュート、爆発的なスプリント、細かいタッチを織り交ぜたドリブルを武器とし、3部からブンデスリーガ、そしてドイツ代表まで一気に駆け上がった成長曲線は特筆すべきものがある。
相手DFを切り裂く突破力に優れ、試合の流れに左右されずゴールを奪える決定力は、昨季のスパーズが最も欠いていた要素でもある。デゼルビがスカウティングレポートを高く評価しているという報道は、こうした“個で局面を打開できる左ウイング”を求めるクラブの補強方針と一致している。
さらに重要なのは、このような若手有望株の発掘はヨハン・ランゲと彼のスカウトチームの仕事であり、もしスパーズが本格的に獲得へ動くのであれば、それはデゼルビが最終承認を与えたことを意味する点だ。今夏の補強はデゼルビ主導で進んでいるが、エル・マラのような若手を獲得する場合、ランゲのスカウト部門とデゼルビの評価軸が一致しているかどうかが問われ、これはスポーツ・ディレクターと監督がどれほど機能的に連携できているかを測る試金石にもなる。
一方で、今回の情報はあくまで『Sport BILD』の推測的な報道に基づくもので、スパーズの具体的な動きが確認されているわけではない。ケルンはクラブ史上最高額の売却を狙っており、選手側も“より大きなクラブ”を待っている状況から、交渉は長期化する可能性が高い。スパーズが本格的に動くかどうかは、サヴィーニョやフォファナの交渉状況、そして左サイドの最終的な構成をどう描くかに左右されるだろう。
投稿元:Indications Tottenham ‘will soon make a move’ for player – Club eagerly waiting club record deal

