レポート
トッテナムはニューカッスル所属のイタリア代表MFサンドロ・トナーリ獲得に興味を示しており、ロベルト・デゼルビがこの動きを主導している。スパーズはすでに選手側へアプローチを行ったものの、ニューカッスルとの正式交渉にはまだ入っていない。
トナーリにはアーセナルやマンチェスター・シティなど複数のプレミアリーグ上位クラブも関心を寄せており、争奪戦は激化の様相を呈している。しかし、現時点でトナーリ本人は古巣ACミランへの復帰を最優先に考えているとされ、スパーズが獲得にこぎつけるには相応の説得材料が必要となる。
トナーリの現状と実績
トナーリは2023年にミランからニューカッスルへ移籍し、移籍金は5,200万ポンド。2025/26シーズンは公式戦53試合に出場し、3得点7アシストを記録した。中盤の底から試合を組み立てる能力に加え、強度と運動量を兼ね備えた“モダンなレジスタ”として評価されている。
ただし、ニューカッスルは今季12位に終わり欧州カップ戦出場を逃したため、選手側が移籍を検討する余地はある。契約は2028年まで残っており、移籍金は高額になる見込みだ。
スパーズの中盤再編とトナーリの位置づけ
スパーズは今夏、アンディ・ロバートソンとマルコス・セネシを獲得し、守備陣の再構築を進めている。一方、中盤ではジョアン・パリーニャの完全移籍を目指しており、さらにもう一枚“ゲームを支配できるMF”を求めている。デゼルビはトナーリをその最適解と見ており、アーチー・グレイやルーカス・ベリヴァルといった若手と共存できる“中心軸”として評価している。
記事解説
トナーリ獲得は、スパーズにとって“夢の補強”に近い。デゼルビのフットボールは中盤の質がすべてを決めるため、トナーリのようにビルドアップと守備強度を両立できる選手は理想的な存在だ。特に、パリーニャとの組み合わせはプレミアリーグ屈指の中盤を形成し得る。しかし、最大の障壁は“本人の意向”であり、トナーリは古巣ミラン復帰を最優先にしていると報じられている。アーセナルやマンチェスター・シティも関心を示す中、争奪戦は激化しており、スパーズが獲得にこぎつける可能性は高くないと言わざるを得ない。
そうなると、この記事で最も重要なのは“デゼルビがどのタイプの選手を求めているか”という点だ。トナーリの名前が挙がったこと自体が、デゼルビが自陣の深い位置からパスを散らし、試合のテンポを操れるレジスタ型のゲームメイカーを強く必要としていることを示している。これはスパーズの中盤構造を大きく変える可能性を持つ補強方針であり、トナーリが難しいのであれば、同じプロファイルを持つ他の候補に目を向ける必要がある。
今後は、ヨーロッパ各国で評価を高めている若手レジスタや、所属クラブで出場機会が限られている“隠れた即戦力”の動向にも注視すべきだ。デゼルビが求めるのは単なる守備的MFではなく、ビルドアップの起点となり、試合を支配できる“本物の6番”。トナーリの名前が出たことで、スパーズの補強戦略の方向性がより明確になったと言える。
投稿元:Shock Premier League club enters race to sign Sandro Tonali

