レポート
元トッテナム指揮官アンジ・ポステコグルーが、オランダ対日本(2-2)の中継でミッキー・ファンデフェンの守備対応に苦言を呈した。試合はオランダが2度リードしながら日本に追いつかれる展開となり、特に57分の中村敬斗の同点弾が議論を呼んだ。
ポステコグルー「ラインを揃えなかったのが問題」
ポステコグルーはITVの解説で、ファンデフェンが守備ラインを一歩出し切れず、前線の前田大然をオンサイドにしてしまった点を指摘。
「オランダの最終ラインは一斉に押し上げていたが、ファンデフェンだけが残ってしまった」と分析した。放送中にはファンデフェンを“エリート”と称賛していたが、この場面に関しては「集中のわずかな欠如が失点につながった」と厳しい評価を下した。
日本の粘りと終盤の劇的展開
試合はオランダがサマーフィルのゴールで再びリードしたものの、終了間際に小川航基のヘディングが鎌田大地に当たってゴールへ吸い込まれ、2-2のドローに終わった。グループFは“死の組”と呼ばれるだけに、この勝ち点1は両チームにとって重い意味を持つ。
ベリヴァルはスウェーデン大勝でアシスト記録
同じグループFでは、ルーカス・ベリヴァルがスウェーデンの5-1勝利に途中出場で貢献。65分から投入され、ハイプレスでボールを奪取し、ヤシン・アヤリの5点目をアシスト。WhoScoredの採点は6.8で、短い出場時間ながら確かな存在感を示した。
記事解説
ポステコグルーの指摘は、ファンデフェンの守備に対する“期待値の高さ”の裏返しでもある。彼は本来センターバックであり、左サイドバックでの起用は慣れないポジションだったが、それでもラインコントロールの精度を求められるのが国際舞台の厳しさだ。一方で、オランダの守備が日本の勢いに押される場面が多かったことを考えれば、ファンデフェンだけの問題ではなく、チーム全体の守備バランスの課題も浮き彫りになったと言える。
また、同じグループで戦うベリヴァルがスウェーデンの大勝に貢献したことは、スパーズにとって明るい材料だ。彼はまだ20歳ながら、W杯の舞台でアシストを記録し、評価を着実に高めている。グループ最終戦では日本代表とスウェーデンが突破を懸けて激突する可能性が高く、ベリヴァルはファンデフェン以上に複雑な気持ちで日本戦を見届けることになりそうだが、これもW杯ならではの醍醐味だ。
スパーズにとっては、ファンデフェンの課題とベリヴァルの成長という“対照的な収穫”が得られた一日だった。両者が次戦でどのようなパフォーマンスを見せるのか、そしてグループFの行方がどう動くのか、スパーズファンにとっての注目が高まる。
投稿元:Ange Postecoglou criticises ‘elite’ Tottenham star for costly World Cup mistake

