レポート
共に元スパーズの経営陣であるダニエル・レヴィとファビオ・パラティチが米国で“再会した可能性がある”とイタリアで報じられ、フィオレンティーナ買収の噂が再び浮上している。今月、レヴィはENICの24.99%の株式を売却し、保有比率は4.89%に低下。長年クラブの中枢にいた人物が影響力を大きく減らしたタイミングだけに、別クラブへの関与が取り沙汰されやすい状況となっている。
イタリア人ジャーナリスト、エンツォ・ブッキオーニによれば、レヴィとパラティチが米国で同じ場所にいた可能性が浮上。ちょうどその時期、フィオレンティーナの幹部がオーナーのロッコ・コミッソと会談するため米国入りしていたことも重なり、憶測が一気に広がった。
フィオレンティーナは即否定「会談は無い」
ただし、フィオレンティーナはレヴィとCEOアレッサンドロ・フェラーリの会談を完全否定。ブッキオーニも「もしレヴィとパラティチが顔を合わせたとしても、単なる旧友同士の近況報告に過ぎない」と伝えている。クラブ売却の噂についても、フィオレンティーナは改めて否定した。
パラティチは“ノースロンドンと繋がり続ける存在”
パラティチはスパーズ退任後も、ロメロ、クルゼフスキ、ベンタンクールらを連れてきた実績から、クラブとの関係が完全に途切れることはないと見られている。実際、マノル・ソロモンのローン移籍など、近年の取引に“影響力を持った”と報じられたケースもある。だからこそ、レヴィとパラティチが米国で同じ場所にいたというだけで、スパーズ界隈が敏感に反応した形だ。
記事解説
今回の報道は、レヴィがENIC株を大幅に手放した直後というタイミングが、憶測を増幅させている。レヴィは依然としてスパーズの象徴的存在だが、株式保有比率が4.89%まで低下したことで、外部からは「次のステップに進むのではないか」という見方が生まれやすい。一方で、フィオレンティーナ側は即座に否定しており、現時点で“買収の可能性”を裏付ける材料は皆無だ。
また、パラティチはスパーズ退任後もノースロンドンと強い繋がりを保ち続けており、彼の動向は常にスパーズ界隈の話題になりやすい。今回の“米国での再会”も、実際には単なる偶然や旧友同士の挨拶程度である可能性が高い。ただし、レヴィの影響力が縮小した今、彼の動きがどのクラブにも波及しやすい状況であることは確かだ。
現段階では、フィオレンティーナ買収説は“噂の域を出ない”。しかし、レヴィとパラティチというスパーズの近代史を象徴する2人が再び同じ文脈で語られたことは、クラブの将来像を考える上で興味深い動きと言える。
投稿元:Daniel Levy and Fabio Paratici reunion in US – Sparks takeover talk after Tottenham share sale

