レポート
トッテナムは今夏の前線再構築に向けて、ホッフェンハイム所属の23歳ストライカーフィスニク・アスラニに関心を示している。アスラニは昨季ブンデスリーガで10得点を記録し、総計11ゴールを挙げた。
SportsBoomの報道では、スパーズのほかにRBライプツィヒ、バルセロナ、イプスウィッチも興味を示しているとされる。ただし、イプスウィッチはキーラン・マッケンナ監督の退任により補強方針が変わる可能性が高い。
スパーズの“前線の穴”が補強を加速
スパーズは今夏、前線の補強が必須となっている。
理由は明確で、
- ランダル・コロ・ムアニがPSGへ復帰
- リシャルリソンの去就が不透明
- ソランケは負傷歴と得点力に不安
この状況から、デゼルビは最低1人、場合によっては2人のストライカー補強を求めている。
アスラニは“ホールドアップ型”でデゼルビ戦術に適合
アスラニは身長6フィート3インチ(約191cm)の大型FWで、ポストプレーとボールの収まりに優れたタイプ。
デゼルビの前線は、
- 背負って起点を作る
- サイドに流れてスペースを作る
- ハーフスペースに落ちて連携する
といった動きを求めるため、アスラニの特性は比較的フィットしやすい。
ホッフェンハイムのスポーツディレクター、アンドレアス・シッカーは昨季、「アスラニは“得点力が計算できるストライカー”だ。彼は物事を簡単に見せる。フットボールを理解している」と高く評価している。
評価額は2,150万〜2,600万ポンド
アスラニは2029年まで契約を残しているが、今夏の評価額は2,150万〜2,600万ポンドとされ、プレミアリーグのクラブにとっては比較的手頃な価格帯。
スパーズは彼を“即スタメン”ではなく、前線3枚体制の一角として育成しながら使うプランを想定している。
記事解説
アスラニへの関心は、スパーズの今夏の補強戦略を示唆している。デゼルビは前線に「万能型の9番」「裏抜け型」「ホールドアップ型」の3タイプを揃えることを理想としており、アスラニはその中で“ホールドアップ型の育成枠”に該当する。
スパーズは高額のエース級アタッカー(サヴィーニョ、セーフ・ギラシなど)を狙いつつ、同時に“中価格帯の成長株”も確保する二段構えの戦略を取っている。これは、デゼルビがブライトン時代に確立した「複数のタイプを揃えてローテーションで戦う」スタイルをスパーズでも再現するためだ。
また、アスラニはブンデスリーガで10得点という数字以上に、ポストプレー・空中戦・リンクマンとしての能力が評価されており、デゼルビの戦術においては“得点以外の価値”が大きい。ソランケの負傷リスク、リシャルリソンの去就不透明を考えると、アスラニのようなタイプを確保しておくことはリスクヘッジとしても合理的だ。
評価額が2,150万〜2,600万ポンドと手頃である点も、スパーズが動きやすい理由の一つ。高額のエース候補と並行して、こうした“中価格帯の即戦力候補”を押さえるのは、今夏のスパーズの補強戦略の特徴と言える。
アスラニが“第一ターゲット”になる可能性は低いが、前線の層を厚くする上で、スパーズが本気で検討する価値のある選手であることは間違いない。
ただし、アスラニが「出場機会」という点において、「万能型の9番」としてはではなく、脇役の「3枚体制の一角」という立場を受け入れるかが障壁となるかもしれない。
投稿元:Tottenham Eye Move To Sign ‘Guaranteed Goalscorer’ For Just £21.5m

