レポート
イングランド代表のジェド・スペンスは、チェルシー戦で負った顎の骨折について「クレイジーなチャレンジだった」と振り返った。
スペンスはプレミアリーグ最終盤、チェルシーのリアム・デラップと競り合った際に高い位置の前腕を受け、顎を骨折。審判はイエローカードを提示したが、スペンスはその瞬間を「クレイジー」と表現している。
「ああ、クレイジーなチャレンジだったぜ。でももう過去のことなので、この大会に集中するだけだよ」
骨折の治癒には3か月を要し、W杯期間中は保護マスクの着用が必須となる。スペンスはその不快感についても率直に語った。
「少し違和感があるね。でも顎を骨折しているので、着けるしかないんだよ。大会中ずっと必要になる。完全に治るまで3か月。長い時間だ」
それでも、スペンスは前向きな姿勢を崩していない。
「痛かったよ。でも幸い、僕は足でプレーするので、顎じゃなくてよかったね」
イングランド代表での起用と、トゥヘルの評価
スペンスは怪我を抱えながらも、シーズン最終節のエヴァートン戦に出場し、スパーズの残留決定に貢献した。
イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督は、昨年9月にスペンスを代表デビューさせており、今回のW杯でも信頼を寄せている。トゥヘルはスペンスを「チームで最もスピードのある選手」と評価している。
スペンスはその信頼について、静かにこう語った。
「監督が僕を信じてくれているということです。感謝していますし、みんなを喜ばせられるようにプレーを続けたいです」
本職は右、しかし左でもプレーを継続
スペンスは本来右サイドの選手だが、ここ数年は左でもプレーしている。
「本来のポジションは右だが、ここ数年は左でプレーしている。まだ学んでいる途中だが、その多用さは強みだからね」
ニュージーランド戦では左からハリー・ケインの決勝点をアシストしており、本人もこのポジションでの成長を意識している。
「左でのプレーは前に出る動きが少し違うんだ。改善すべきところはまだあるし、もっと数字を残したいね」
記事解説
スペンスは顎の骨折という大きな負傷を抱えながらも、代表での役割を静かに受け止めている。マスクの不快感や痛みを語りつつも、言葉の端々には「プレーできること」への安堵がにじむ。
トゥヘルが評価するスピードと1対1の強さは、イングランドのサイドにとって重要な武器となる。左サイドでの起用が続く中、スペンス自身がその役割をどう広げていくかが注目される。
投稿元:The Telegraph『Djed Spence calls Liam Delap challenge that broke his jaw “crazy”』

