レポート
ロベルト・デゼルビは、来季に向けてスパーズの大規模なスカッド再編に着手している。クラブ公式サイト上の登録選手は28名、さらにローン中の8名を含めると合計36名。デゼルビはシーズン最終戦後に「残すべきは10〜12人」と語っており、今夏は最大17人が退団候補となる。
スパーズはすでにアンディ・ロバートソンを獲得済みで、マルコス・セネシ、ヤン・ポール・ファンヘッケの加入交渉も進行中。デゼルビは「プレシーズンを“理想のメンバー”で始めたい」としており、今夏は入れ替えが加速する。
■ ゴールキーパー(退団候補:1名)
グリエルモ・ヴィカーリオにはセリエAから関心があり、今夏の退団が濃厚。デゼルビはヴィカーリオを高く評価していたが、ヘルニア手術の影響で終盤は出場できず、代わりにキンスキーが台頭した。
キンスキーは来季も有力な選択肢となり、ヴィカーリオが退団した場合は新GKの補強が行われる見通し。ブランドン・オースティンはホームグロウン枠として残留が濃厚だ。
■ ディフェンス(退団候補:6名)
左はロバートソンとウドギ、右はペドロ・ポロとスペンスで固定される見込み。若手のソウザは欧州での経験を積むためローン移籍が有力だ。
センターバックでは、キャプテンのロメロに移籍の可能性が残る。ドラグシンは出場機会を求めて退団が濃厚。デゼルビが高く評価するファンデフェンは残留確定で、セネシが競争相手となる。
ケヴィン・ダンソは残留予定。一方、ヴシュコヴィッチは出場時間確保が難しく、状況次第でローンの可能性がある。
ドイツで苦戦した高井幸大は再ローンが濃厚。アシュリー・フィリップスはチャンピオンシップで評価を高めたが、スパーズでの道は閉ざされており、完全移籍が現実的だ。
■ ミッドフィールド(退団候補:3名)
ジョアン・パリーニャは契約状況次第だが、スパーズは完全移籍での残留を目指している。マディソン、ベンタンクール、ギャラガーは残留濃厚。シャビ・シモンズは負傷で来年初めまで離脱。
放出候補はビスマ。契約延長オプションを行使して売却益を確保する可能性が高い。
若手のサール、アーチー・グレイ、ルーカス・ベリヴァルのうち、1名がローンまたは売却の可能性。特に中盤はデゼルビが新戦力を求めており、構成が大きく変わる可能性がある。
ローン組ではアルフィー・デヴァインが完全移籍濃厚。プレストンでの活躍により複数クラブが獲得を希望している。
■ アタッカー(退団候補:7名)
クドゥス、クルゼフスキは負傷から復帰予定で残留。オドベールは年末まで離脱。
コロ・ムアニはローン終了で退団。デゼルビはソランケを高く評価しており、リシャルリソンは契約残り1年のため売却候補となる。
左ウイングはマティス・テルとサヴィーニョの2枚体制を想定。テルの扱いはデゼルビの判断次第だが、サヴィーニョ獲得が進めば構図が固まる。
若手のマイキー・ムーアは再ローンの可能性が高い。右はクドゥスとクルゼフスキが軸となり、復帰後のシャビ・シモンズもプレー可能。
U21登録のランクシャーは、メイソン・メリアとの“ホームグロウン枠争い”に入る。ランクシャーは昨季オックスフォードで12得点と結果を残しており、プレシーズンで評価される見込みだ。
記事解説
デゼルビは「苦しんだシーズンを繰り返さないために、スカッドの質を根本から変える」と明言している。36人という巨大スカッドは、プレミアリーグの戦い方に合わず、選手の序列も曖昧になっていた。
今回の大改革は、単なる放出ではなく“理想のスタイルを実現するための再構築”であり、ロバートソン、セネシ、ファンヘッケといった即戦力の加入はその第一歩だ。
今夏のスパーズは、近年でも最大規模の入れ替えが行われる可能性が高く、デゼルビ体制の本格始動となる。
投稿元:Football.London『The huge Tottenham transfer exodus this summer and the 17 players who could leave』

