エリック・ダイアーが、ワールドカップを控えたジェド・スペンスに送ったメッセージはシンプルだ。
「楽しんでほしい」
この多才なディフェンダー兼ワイドの選手は、土曜日の夜にタンパで行われたイングランドのワールドカップ前哨戦のニュージーランド戦でハリー・ケインの決勝点をアシストし、今夏の大会に向けた準備で順調なスタートを切った。
スリーライオンズ(イングランド代表の愛称)の次戦は、水曜日にオーランドで行われるコスタリカとの前哨戦だ。その後、翌週の水曜日である6月17日(英国時間午後9時)にダラスで行われるクロアチアとの初戦で本番を迎える。
約10年間のスパーズ在籍を経て2024年にクラブを離れたダイアーは、いずれもスパーズの選手として2度のワールドカップに出場した。2018年のロシア大会ではコロンビアとのPK戦で勝利を決定づけるペナルティを蹴り、グループステージのベルギー戦ではキャプテンを務めてチームの準決勝進出に貢献した。2022年のカタール大会でも2試合に出場し、代表通算49キャップ目を記録している。

2022年の夏にジェドがミドルズブラから加入して以来、1年半にわたりチームメイトだったダイアーは、ジェドの成長を注意深く見守っている。昨シーズンにスパーズで44試合に出場した彼が、世界フットボールの頂点となる大会のメンバーに選出されたことを喜んでいる。
大会を前にジェドへのメッセージを求められたエリックは、次のように語った。
「とにかく楽しむこと。僕から彼にはすでにそう伝えてある。僕らはクラブでしばらく共に過ごしたし、連絡を取り合っている。数日前にも彼と話した」
「彼のキャリアにおいて最高の経験の一つになるだろうし、願わくばさらに多くの経験を積んでほしい。ジェドは身体的、技術的、そして精神的にも、優れた個人の特性を持っていると思う」
「来シーズン、スパーズの新しいヘッドコーチの下で彼を見るのが楽しみだ。彼は素晴らしい特性を持っていると思う。ただハードワークを続け、落ち着いている必要がある。彼は素晴らしい能力を持っているし、僕も彼のことが好きだ。彼はしばらく厳しい時期を過ごしたと感じているが、それを乗り越える確かな立ち直る力を示した」

記事解説
スペンスは昨季スパーズで44試合に出場し、右サイドの主力として存在感を示した。今回のニュージーランド戦でのアシストは、代表でもクラブでも確かな成長を示す証拠と言える。
ダイアーはW杯を2度経験した“代表の先輩”として、スペンスにとって最も信頼できるアドバイザーの一人だ。特に「楽しめ」という言葉は、W杯の重圧を知るダイアーだからこそ言えるメッセージであり、スペンスにとって大きな支えになるだろう。
スパーズにとっても、W杯でのスペンスの活躍は来季の戦力構想に直結する。新監督のもとでどのような役割を担うのか、注目が集まる。
投稿元:Tottenham Hotspur Official『Eric Dier’s World Cup message to Djed Spence』

