レポート
トビー・アルデルヴァイレルトが、ハンブルクで飛躍した若きセンターバックルカ・ヴシュコヴィッチについて語り、将来的に「トッテナムの偉大なディフェンダーになれる」と太鼓判を押した。
ヴシュコヴィッチはスパーズ加入から約3年が経つが、これまでローン生活が続いており、今季のハンブルクではブンデスリーガの年間ベスト11に選出されるなど大きく成長。欧州の複数クラブが関心を寄せている。
一方で本人は、ドーピング処分から復帰する兄とプレーするため、もう1年ハンブルクに残りたい意向を示している。
アルデルヴァイレルト「彼は強く、速く、総合力が高い」
アルデルヴァイレルトは、ヴシュコヴィッチについて次のように語った。
「ベルギーで彼と対戦したが、年齢のわりにフィジカルが非常に強い。これからもっと強くなるだろう。ハンブルクで年間ベスト11に入ったということは、間違いなく良いプレーをしている証拠だ。」
「プレシーズンでスパーズに戻って自分を示すのも良いし、まだ若いから今季でなくても将来必ずチャンスは来る。彼には“信じられないほどの潜在能力”がある。」
「フェルトンゲンを思い出す」──技術・攻撃力・総合力を高評価
アルデルヴァイレルトは、ヴシュコヴィッチのプレースタイルを元相棒のヤン・フェルトンゲンに重ねた。
「彼はただの守備者ではない。得点力があり、パスも上手い。典型的な“守るだけのCB”ではなく、もっと多くの武器を持っている。」
「フェルトンゲンのように、守備以外の部分でもチームに貢献できるタイプだ。」
スパーズは判断保留、補強状況が鍵に
スパーズは現在、マルコス・セネシとヤン・ポール・ファンヘッケの獲得を進めており、センターバック陣の再編が進行中。ヴシュコヴィッチを今夏トップチームに組み込むか、もう1年ローンに出すかはまだ決まっていない。
クラブはヴシュコヴィッチを長期的な中核候補として評価しており、デゼルビの判断が最終決定に大きく影響すると見られる。
記事解説
今回のアルデルヴァイレルトのコメントは、ヴシュコヴィッチの評価を大きく押し上げる内容だ。特に「フェルトンゲンを思い出す」という言葉は、スパーズファンにとって象徴的であり、クラブの将来像にも直結する。
ヴシュコヴィッチは19歳にして、フィジカル・スピード・空中戦・ビルドアップ・得点力という複数の能力を兼備しており、現代型CBとしての完成度が極めて高い。ブンデスリーガの年間ベスト11入りは、その才能が欧州レベルで認められた証拠だ。
一方で、本人が「兄とプレーしたい」という理由でハンブルク残留を希望している点は、スパーズにとって難しい判断材料となる。クラブとしては、デゼルビ体制の再構築において即戦力CBの確保が最優先であり、ヴシュコヴィッチを今すぐ主力に据えるかは慎重に見極める必要がある。
しかし、アルデルヴァイレルトの言葉どおり、ヴシュコヴィッチは“未来のスパーズの柱”となる可能性が極めて高い。ファンヘッケやセネシの加入が決まれば、彼を焦らず育てる環境も整う。
スパーズが抱えるセンターバック再編の中で、ヴシュコヴィッチは単なる若手ではなく、クラブの未来を左右する重要資産であることが改めて示されたと言える。
なお、左CB・左利きという点でファンデフェンがフェルトンゲンに共通点を見出しがちだが、確かにプロファイルやキャラクターは、フェルトンゲンに近いかもしれない。
投稿元:Alderweireld exclusive on Vuskovic(Evening Standard)

