レポート
スパーズのクルゼフスキが、長期離脱の原因となった右膝の状態について“明確な前進”を示す映像をSNSに投稿し、復帰への期待が一気に高まっている。W杯落選という大きな失望を味わった直後にもかかわらず、彼の動きはむしろ力強さを増していた。
今回の投稿で特に注目を集めたのは、友人たちとバスケットボールをプレーする映像だった。クルゼフスキは急加速、方向転換、ジャンプ、ストップ動作といった右膝に大きな負荷がかかる動きを連発し、2対2のゲームでは味方へのアシストまで記録。膝の反応を確かめるには最適な動作が多く含まれており、痛みや違和感を感じている様子は一切なかった。
さらにその後、スパーズのロゴ入りボールを手にピッチへ向かう姿も投稿。バスケットボールとフットボールの両方で身体を動かしていることを示し、リハビリが“実戦に近い段階”へ進んでいることを強く印象づけた。W杯落選直後のタイミングでこれらの映像を公開したことからも、「自分を忘れるな」というメッセージ性が感じられ、復帰への強い意志が伝わってくる内容だった。
クルゼフスキは2025年5月、クリスタルパレスのマルク・グエヒとの接触で右膝の膝蓋骨を損傷。手術後も痛みが残り、2025/26シーズンは1分もプレーできなかった。復帰を急いだ際には再度の“クリーニング手術”が必要となり、復帰時期は大幅に後ろ倒しとなっていた。
スウェーデン代表のW杯メンバー入りを目指していたが、怪我からちょうど1年となるタイミングでグラハム・ポッター監督から落選を告げられた。本人にとっては大きな打撃だったが、その直後に投稿されたSNSは、むしろ“復活への強い意志”を示す内容だった。
まず、スウェーデン代表のW杯キャンプへ向かうチームメイトの動画に「誇りを持って戦ってくれ」とメッセージを添えて投稿。続くストーリーでは、友人たちとバスケットボールをプレーする姿を公開した。そこでは、急加速、方向転換、ジャンプ、ストップ動作など、右膝に大きな負荷がかかる動きを連発していた。
さらに、スパーズのロゴ入りボールを手にピッチへ向かう姿も投稿。バスケットボールとフットボールの両方で身体を動かしている様子から、リハビリが“最終段階”に入っていることがうかがえる。これは、スパーズファンにとって最も明確なポジティブサインとなった。
クルゼフスキは先月、デゼルビ体制の最終節(エヴァートン戦)でスタンドに姿を見せ、チームの残留を見届けていた。クラブ関係者によれば、彼はすでにロンドンへ戻り、メディカルチームと連携しながら復帰プログラムを進めているという。
スウェーデン代表のチームドクター、ヨナス・ヴェルネルも「クルゼフスキは復帰に向けてすべてを尽くしている。軟骨の損傷は厄介だが、彼の回復は確実に前へ進んでいる」と説明。さらに「フットボールに戻れる可能性は十分にある」と明言した。
記事解説
今回のInstagramの投稿は、単なる“近況報告”ではなく、クルゼフスキが自らの存在を改めて示すための強いメッセージでもある。W杯落選は大きな挫折だが、その直後に激しい動きを公開した点は、精神的にも肉体的にも前向きである証拠だ。
デゼルビ体制において、クルゼフスキの復帰は“補強級のインパクト”を持つ。右サイドの推進力、左足の創造性、そして守備の献身性は、昨季のスパーズが最も欠いていた要素だった。特に、攻撃の停滞が続いた時期には、彼の不在がチームの構造に大きな影響を与えていた。
軟骨損傷は慎重な管理が必要だが、今回の映像を見る限り、クルゼフスキはすでに“実戦に近い動き”をこなせている。プレシーズンでの復帰は現実味を帯びており、デゼルビのフットボールにおける重要なピースが戻ってくる可能性が高い。
投稿元:Dejan Kulusevski delivers positive new injury update after World Cup disappointment(Football.London)

