レポート
元スパーズの主軸CBトビー・アルデルヴァイレルトが、今夏のセンターバック再編について詳細に語った。デゼルビ体制の再構築が進む中、セネシ、ファンヘッケ、ヴシュコヴィッチ、そしてロメロの現状まで、クラブの“中枢”に踏み込んだ評価を残している。
スパーズはマルコス・セネシの獲得に近づき、ブライトンのヤン・ポール・ファンヘッケとも交渉中。アルデルヴァイレルトはこの2人を「プレミアで実績があり、安定をもたらす存在」と評価した。
さらに「来季は昨季のような不安定さを繰り返すわけにはいかない」と述べ、即戦力のCBを揃える必要性を強調した。
ヴシュコヴィッチ──才能は本物、だが“支える相棒”が不可欠
ハンブルクでブンデスリーガ年間ベスト11に選ばれたルカ・ヴシュコヴィッチについて、アルデルヴァイレルトはベルギー時代の対戦経験を踏まえ「空中戦に強く、ゴール前での嗅覚もある」と評価した。
ただし、若手をトップレベルに引き上げるには“支える相棒”が必要だと指摘し、経験豊富なCBと固定で組ませることが成長の鍵になると語った。
自身がアントワープでウィリアン・パチョを支えた経験を例に挙げ、「重圧を一人で背負わせるのは得策ではない」と明確に述べている。
ロメロ──ワールドクラスの能力と、判断面の課題
現在のスパーズ守備の中心であるクリスティアン・ロメロについては、能力を絶賛しつつも課題を明確に指摘した。
「Real leaders help the team in difficult moments」(本当のリーダーは苦しい時にチームを助ける)
アルデルヴァイレルトは、ロメロが退場や軽率な判断でチームを不利にする場面があるとし、「ワールドクラスの能力を持ちながら、最も必要な瞬間に不在になることがある」と語った。
特に昨季のオールド・トラフォードでの早い時間帯の退場を例に挙げ、判断の成熟が不可欠だと強調した。
記事解説
この記事が示すのは、スパーズのCB再編が単なる補強ではなく“守備構造の再設計”であるという点だ。アルデルヴァイレルトは、プレミア経験者で固める方針を「安定の確保」として肯定し、セネシとファンヘッケを“即戦力の正解”と位置付けた。
一方で、ヴシュコヴィッチは才能が突出しているものの、単独で最終ラインを任せる段階ではないと指摘。これはデゼルビが求める“統率力とビルドアップ能力を兼ね備えたCB像”とも一致する。
ロメロについては、能力は世界トップクラスだが、チームを救う判断が欠ける場面があると明言。今夏の補強戦略が“ロメロ依存からの脱却”を含んでいることを示唆している。
投稿元:Toby Alderweireld delivers honest verdict(Football.London)

