レポート
Football.Londonのアラスデア・ゴールドは、元トッテナム会長ダニエル・レヴィが、自身が持つクラブの親会社ENICの株式のうち24.99%を売却する契約に署名したと報じている。買い手は英領ヴァージン諸島に拠点を置くEight Sports Capital Limitedで、同社がメディア向けに声明を発表した。
声明では「signed a sale and purchase agreement to acquire a 24.99% interest in ENIC(ENICの24.99%取得に向け売買契約を締結した)」と説明されており、今回の取引が正式な合意に達したことが示されている。
売却された株式は、レヴィ家の信託(The Levy Children’s TrustおよびThe Walburg Discretionary Trust)が保有していたもので、Eight Sports CapitalはOakchester LimitedからWalburg Holdings LimitedとLarkin Ltdの株式を取得する形でENICの持分を手に入れる。
レヴィは2001年のENICによるクラブ買収以降、24年間にわたり会長を務めたが、昨年9月にルイス・ファミリーの決定により退任。現在はCEOヴィナイ・ヴェンカテシャムと非常勤会長ピーター・チャリントンがクラブ運営を担っている。
Eight Sports Capital「スパーズの成長を支える」
Eight Sports Capitalの広報担当者は「We are delighted to have signed this agreement(この契約を締結できて嬉しく思う)」と述べ、スパーズの成長と成功を支える意欲を示した。
声明では「look forward to working with the club’s shareholders, management, staff, players and fans(クラブの株主・経営陣・スタッフ・選手・ファンと共に歩むことを楽しみにしている)」と記されており、クラブ運営への積極的な関与を示唆している。
声明の最後には「no further public comment will be made regarding the commercial terms(商業条件についての追加コメントは行わない)」と明記されており、売却額や詳細条件は非公開となる。
記事解説
この記事が示すのは、スパーズのオーナー構造に大きな変化が起きつつあるという点だ。レヴィが持つENIC株式のうち、24.99%を手放した(残りの4.89%は継続保有)ことで、クラブの意思決定における影響力を減らすことになった。一方で、Eight Sports Capitalが新たに大口株主として加わることで、資本面での再編が進む可能性がある。
また、ルイス・ファミリーが昨年レヴィを会長職から外して以降、クラブ運営はヴェンカテシャムとチャリントンの体制へ移行しており、今回の株式売却はその流れをさらに強める動きと言える。Eight Sports Capitalがどの程度クラブ運営に関与するかは不透明だが、声明からは“積極的な関与”の姿勢が読み取れる。
スパーズはデゼルビ体制の再構築が進む中で、経営面でも新たなフェーズに入った。今後の投資方針やクラブの方向性に影響を与える可能性があり、今回の株式売却は今夏の移籍市場と並行して注目すべき動きとなる。
投稿元:Claim made that Daniel Levy has agreed sale of his stake in ENIC(Football.London)

