レポート
Evening Standardによれば、セルティックの筆頭株主ダーモット・デズモンドがロビー・キーンと会談し、次期監督就任について協議したようだ。クラブは現在、キーンとマーティン・オニールの2名を最終候補として絞り込みつつある。
セルティックは過去1年でブレンダン・ロジャーズ、ウィルフリード・ナンシーが相次いで退任し、オニールが2度にわたり暫定監督としてチームを指揮。今季は国内カップでダブルを達成し、サポーターから英雄視されている。
なお、74歳のオニールは昨季終了後、「このシーズンは心身に大きな負担だった」と語っており、続投への意欲は不透明。しかし、クラブは依然として正式候補として扱っており、デズモンドは今週中に再度会談を行う予定だという。
ロビー・キーンは“実績+若返り”の選択肢
キーンは先月ハンガリーのフェレンツヴァーロシュの監督を退任。17カ月の在任期間でリーグ優勝とヨーロッパリーグのラウンド16進出を果たしており、指導者としての評価は高い。
また、2010年にセルティックへローン加入した際には16ゴールを記録し、短期間で強烈なインパクトを残した経歴もある。
しかし…一部サポーターが“政治的理由”で強く反発
キーンの候補入りは、セルティックの一部サポーターから強い反発を受けている。理由は、2023年のガザ紛争勃発後もマッカビ・テルアビブの監督を続けたこと。
パレスチナ支持を掲げるセルティックのサポーターグループ「CFLP」は声明を発表し、
「ジェノサイドが続く中でイスラエルのクラブを率いた判断は無視できない。今のセルティックに必要なのは団結であり、この人事は深刻な分断を生む。」
と強く反対している。
記事解説
セルティックの次期監督レースは、単なる“実績比較”ではなく、クラブ文化・政治的背景・サポーター心理が複雑に絡み合う難しい局面にある。オニールは高齢ながらもサポーターから絶大な信頼を得ており、昨季のダブル達成で“続投待望論”が根強い。
一方、キーンは指導者としての実績を積みつつあり、クラブの若返りを図る上では理にかなった選択肢だ。しかし、マッカビ・テルアビブでの指揮経験が、政治的に敏感なセルティックのサポーター文化と衝突している。
セルティックは8月にプレミアシップ開幕、そして18日からはチャンピオンズリーグ予選が控えており、監督選定は時間的猶予が少ない。クラブが“実績重視”か“文化重視”か、どちらを優先するかで結論は大きく変わる。
投稿元:Former Liverpool and Tottenham striker in talks to become next permanent Celtic manager

