レポート
Football Londonのアラスデア・ゴールドは、トッテナムの“悪夢の2025-26シーズン”を総括し、90分以上プレーした全選手に採点を付けた。スパーズはリーグ17位で辛くも残留。チャンピオンズリーグはラウンド16敗退、FA杯は3回戦敗退、カラバオ杯は4回戦敗退と、クラブ史に残る混乱の一年となった。
3人の監督(トーマス・フランク → イゴール・トゥドール → ロベルト・デゼルビ)が指揮を執り、チームは崩壊寸前だったが、終盤にデゼルビが立て直し、残留を確保した。
選手採点
■ ヴィカーリオ:5.5
ヘルニアを抱えながら45試合に出場。キック精度に苦しみ、露出度の高い守備環境も影響。期待値には届かず。
■ キンスキー:7.5
“残留の立役者”。終盤7試合で神がかり的セーブ連発。ウルヴス、リーズ、エヴァートン戦のビッグセーブが残留を決定づけた。
■ ペドロ・ポロ:6.5
6アシスト2ゴール。守備の露出はあったが、全監督から高評価。今季最多アシストタイ。
■ ジェド・スペンス:5.5
序盤はSNSの“ペニテンシャリー(“牢獄”投稿)”で話題も、後半は失速。44試合ノーゴール・ノーアシスト。最終節は顎骨折のまま出場。
■ ウドギ:5
膝とハムストリングで離脱続き。20試合のみ。ロバートソン加入で競争激化へ。
■ ベン・デイヴィス:3
怪我でほぼシーズンを棒に振る。
■ ソウザ:4.5
144分のみ。軽量で適応が必要。来季はローン濃厚。
■ ロメロ:6
10ゴール関与と攻撃面は貢献も、怪我と退場で32試合のみ。SNS投稿は“別れの挨拶”のようだと報じられる。
■ ファンデフェン:6.5
7ゴール。最も多くの出場時間を記録。キャプテン時は重圧で不安定も、デゼルビ就任後に復調。
■ ダンソ:7
“隠れMVP”。36試合で最も高い勝ち点率(1.47)。ロメロ・ファンデフェンより上。
■ ドラグシン:4.5
ACL明けで本調子に戻れず。
■ パリーニャ:7.5
残留のもう一人の立役者。7ゴール3アシスト。終盤のウルヴス戦・エヴァートン戦の得点は決定的。
■ ベンタンクール:6
怪我明けからデゼルビの中盤再生に貢献。
■ ベルグヴァル:5.5
1ゴール5アシスト。昨季のMVPからは後退。出場時間不足。
■ サール:5.5
アフリカネイションズカップで離脱。伸び悩みの一年。
■ アーチー・グレイ:7
ファン選出の年間最優秀選手。デゼルビも“未来のキャプテン”と明言。
■ ビスマ:4.5
復帰後も存在感薄。退団濃厚。
■ ギャラガー:5.5
デゼルビ就任後に復活。ヴィラ戦がハイライト。
■ シャビ・シモンズ:6.5
ACLで重傷。5ゴール6アシストと創造性は抜群。
■ マディソン:N/A
ACL明けで34分のみ。
■ オドベール:5
ACL断裂で離脱。
■ クドゥス:7.5
怪我前は“シーズンMVP級”。6アシスト3ゴール。
■ ブレナン・ジョンソン:5
冬に放出。勝ち点率はチーム最高(1.50)。
■ マティス・テル:6
4ゴール2アシスト。若さと潜在能力を示す。
■ ソランケ:4
怪我で不発。6ゴールのみ。
■ コロ・ムアニ:4.5
CLでは活躍、リーグでは失速。
■ リシャルリソン:7.5
12ゴール5アシスト。残留争いで不可欠な存在。
監督採点
■ トーマス・フランク:4
CLグループ突破は評価も、リーグ戦は最低勝率。
■ イゴール・トゥドール:2
リーグ5試合で1ポイント。完全に失敗。
■ ロベルト・デゼルビ:8
就任時は降格圏、そこから残留を確定。クラブを“蘇生”させた存在。
記事解説
この採点は、スパーズの“地獄の一年”を象徴している。序盤の混乱、監督交代、UCL・FA杯・カラバオ杯の早期敗退、そしてリーグ17位。だが、終盤にキンスキーとパリーニャがチームを救い、デゼルビが戦術とメンタリティを再注入した。
特にキンスキーの台頭は象徴的で、もし冬にウェストハムへローン移籍していたら、スパーズは降格していた可能性が高い。パリーニャも7ゴールという“異常値”で残留を決定づけた。
一方、ロメロ・ファンデフェン・サール・ソランケなど、主力の多くが怪我や不調で期待値を下回った。クドゥスとグレイは来季の中心となることが期待される存在で、デゼルビ体制の再構築はここから本格化する。
投稿元:Tottenham end of season player ratings with all three managers rated as well

