レポート
Daily Mirrorによれば、ロベルト・デゼルビは今夏の移籍市場で“夢の前線”を構築する意向を示しており、スパーズは攻撃陣の大規模刷新に踏み切る可能性が高い。クラブは最終節エヴァートン戦の勝利で残留を確定させたものの、前線の得点力不足は深刻で、リーグ戦でリシャルリソン、マティス・テル、ランダル・コロ・ムアニの3人が合計15得点にとどまった。
デゼルビは「10〜12人だけが残留に値する」と語り、攻撃陣の入れ替えを最優先事項としている。
サヴィーニョ(マンチェスター・シティ)
デイリー・メールによれば、スパーズは昨夏に続きサヴィーニョ獲得に再び動いている。シティは6000万ポンドを要求しており、昨季1得点に終わったものの、右サイドの突破力とデゼルビのフットボールとの相性が評価されている。クドゥスとクルゼフスキの負傷が続いたこともあり、右サイドの補強は急務だ。
クリセンシオ・サマーフィル(ウェストハム)
オランダのVoetbal Internationalによれば、デゼルビはサマーフィルを高く評価しており、ガゼッタ・デッロ・スポルトは3500万ポンドの評価額を報じている。ウェストハムは降格したものの、サマーフィルはシーズン序盤に4試合連続得点を記録するなど存在感を示した。スパーズが不足している“縦への推進力”を補う存在として注目されている。
サンティアゴ・ヒメネス(ACミラン)
メキシコの報道によれば、ヒメネスはミランで16試合無得点に終わり、移籍に前向きとされる。市場価値は1500万ポンド前後で、ソランケの負傷続きの状況を考えると“控え兼ローテーション”として現実的なターゲットとなる。
リシャルリソンは退団濃厚
スペインのASによれば、リシャルリソンは契約残り1年で退団に前向きとされ、4年間の在籍に終止符を打つ可能性が高い。今季は全大会12得点でチーム得点王だったが、デゼルビの刷新方針と契約状況を踏まえると売却が濃厚だ。
記事解説
今回のMirror報道で最も重要なのは、紹介されている移籍情報の“性質”だ。記事内で挙げられたサヴィーニョ、サマーフィル、ヒメネス、そしてリシャルリソン退団の可能性──これらはいずれもMirror独自のスクープではなく、デイリー・メール、Voetbal International、ガゼッタ・デッロ・スポルト、ASといった外部メディアの情報を寄せ集めたものに過ぎない。
つまり、Mirror自身が新たに掴んだ“進展”や“交渉状況”は一切示されておらず、「獲得に関心」「初期の接触があった可能性」レベルの段階から先の情報は何もない。具体的な交渉の進展、オファー提示、クラブ間交渉の有無といった核心部分は、どの案件でも確認されていない。
一方で、スパーズの補強状況を俯瞰すると、守備ラインはセネシやロバートソンの加入が内定し、ヴシュコヴィッチの台頭もあって、今夏の補強は比較的スムーズに進む見込みだ。中盤もベンタンクール、マディソン、サール、ベリヴァル、アーチー・グレイとある程度コマが揃い、デゼルビの要求に応えられる1~2人の補強で陣容が整いそうだ。
しかし、最も補強が必要なはずのアタッカー陣だけは、具体的な動きがほとんど報じられていない。今季の前線はリーグ戦合計15得点という深刻な得点力不足に陥り、リシャルリソン退団の可能性もある中で、Mirrorが挙げた3人の候補も“噂の域”を出ていない。
スパーズの攻撃陣は、デゼルビ体制の中で最もテコ入れが必要なパートであり、本来なら守備や中盤以上に補強が加速していてもおかしくない。現時点で表に出ている情報が乏しいのは気がかりだが、水面下ではしっかりと動いていることを願うばかりだ。
投稿元:Tottenham’s dream attack as Roberto De Zerbi gets £110million trio in spending spree

