レポート
Football Insiderによれば、トッテナムはブライトン所属のデンマーク代表MFマット・オライリー(25)の獲得に関心を示しており、状況を“注視”しているという。ブライトンは今夏、オライリーの売却に前向きで、すでに複数クラブが交渉段階に入っている。
オライリーは今季マルセイユへローン移籍し、ファビアン・ヒュルツェラー新監督の構想外となっている。ブライトンはセルティックから支払った2500万ポンドの回収を目指しており、「適正なオファーがあれば売却する」姿勢を明確にしている。
現時点で最も“進んでいる”のはアトレティコ・マドリードとボルシア・ドルトムントの2クラブとされ、スパーズはその後方から状況を見極めている段階だ。
しかし、ここで重要なのがロベルト・デゼルビの存在だ。Football Insiderは「デゼルビはオライリーを再び指導したいと強く望んでいる」と報じており、昨年オライリーをマルセイユへ送り込んだ張本人が、今度はスパーズへ連れて来ようとしている構図だ。
オライリーは2024-25シーズンにプレミアリーグで2ゴール2アシストを記録し、今季のリーグ・アンでも15試合で3ゴールを挙げるなど、攻撃面とビルドアップの両方で存在感を示した。パス成功率88.3%、タックル数2.19/90分と、デゼルビが好む“攻守の接続役”として適性が高い。
スパーズは今夏、複数ポジションの強化を計画しており、オライリーの状況次第では本格的に動く可能性がある。ただし、アトレティコとドルトムントが先行しているため、交渉のタイミングが鍵となる。
記事解説
今回の報道は、スパーズの補強戦略が“デゼルビ色”を強めていることを示す象徴的な案件だ。オライリーはデゼルビがマルセイユへ送り込んだ選手であり、戦術理解度の高さとビルドアップ能力を評価されている。デゼルビは中盤に「技術・判断・守備強度」を兼ね備えた選手を求める傾向が強く、オライリーはその条件に合致する。
一方で、スパーズはアトレティコとドルトムントという“欧州の即戦力獲得に強いクラブ”と競合することになる。特にアトレティコは中盤の刷新を進めており、オライリーの守備強度と運動量はシメオネのスタイルにフィットする。ドルトムントは若手育成と再販売価値を重視するクラブで、25歳のオライリーは“即戦力かつ価値上昇が見込める選手”として理想的だ。
スパーズが本気で獲得に動く場合、デゼルビの存在が最大の武器となる。選手本人が「再びデゼルビの下でプレーしたい」と感じるかどうかが、交渉の行方を左右する可能性が高い。
今夏のスパーズは中盤の再構築が必須であり、オライリーは“戦術的即戦力”として最適なプロファイルを持つ。競争相手が強力なだけに、スパーズがどのタイミングでスイッチを入れるかが最大の焦点となる。
投稿元:Tottenham ‘keeping tabs’ on Matt O’Riley as Brighton ready to listen to offers

