レポート
パレスの欧州制覇が“ロンドン2クラブ”に波及
クリスタル・パレスがレッドブル・アレーナ(ライプツィヒ)でラージョ・バジェカーノを1-0で下し、クラブ史上初の欧州タイトルを獲得した。オリヴァー・グラスナー監督のラストゲームを飾る歴史的勝利となった。
この優勝により、パレスは来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得。これが、欧州大会に出場しないチェルシーとトッテナムのプレミアリーグ日程に直接影響を与える。
なぜチェルシーとスパーズに影響が出るのか?
欧州大会(EL/ECL)は木曜日開催が基本。木曜に試合を行うクラブは、次のプレミアリーグを土曜日に開催できないというルールがある。
そのため、パレス、ボーンマス、サンダーランド(来季EL組)と対戦する場合、チェルシーとスパーズの試合は日曜開催に固定される。
さらに、欧州に出ないクラブは、放送枠の都合で金曜のナイトゲーム または 月曜のナイトゲーム(いずれも日本時間の深夜3時~5時のキックオフ)に回されやすくなる。
実際に何が起きるのか?
- チェルシー(シャビ・アロンソ新体制) → 金曜・月曜ナイトが増加
- スパーズ(デゼルビ体制) → 同じく金曜・月曜ナイトが増加
- 欧州に出ないニューカッスルも同様の影響を受ける可能性
プレミアの放送権を持つSky Sportsは、本来「金曜・月曜はシーズン中に最大5回まで」というガイドラインを持つが、今季は複数クラブがこの上限を超えた。
特にエヴァートン(7回)、マン・ユナイテッド(8回)、ウェストハム(7回)、リーズ(6回)は大きな不満を示していた。
来季のヨーロッパ戦出場チーム
- CL:アーセナル、マン・シティ、マン・ユナイテッド、アストン・ヴィラ、リヴァプール
- EL:ボーンマス、サンダーランド、クリスタル・パレス
- ECL:ブライトン
欧州に出ないチェルシーとスパーズは、放送枠の“調整弁”として扱われる可能性が高く、来季は週末のリズムが大きく乱れるシーズンになるだろう。
記事解説
この記事のポイントは、クリスタル・パレスの欧州制覇が「順位表の下位に沈んだチェルシーとスパーズ」のリーグの日程に直接的な影響を与えるという点にある。単なる欧州出場枠の話ではなく、プレミアリーグの“放送スケジュール構造”に踏み込んだ内容だ。
① パレスのEL出場 → 木曜欧州組が増える
木曜に欧州戦を行うクラブは、次のプレミアを土曜に開催できない。これにより、パレス、ボーンマス、サンダーランドの試合は日曜に固定される。
② 欧州に出ないチェルシー&スパーズが“調整弁”に
欧州に出ないクラブは、放送枠の都合で金曜・月曜ナイトに回されやすくなる。特にチェルシーとスパーズは視聴率が取れるため、Sky Sportsが優先的に動かす可能性が高い。
③ プレミアの“週末リズム”が崩れる
欧州に出ないクラブは本来、週末の午後3時キックオフが多くなるはずだが、実際には放送の都合で夜間スロットに押し込まれる。今季も複数クラブが上限を超えており、来季はチェルシーとスパーズがその対象になる可能性が高い。
④ ヨーロッパ戦出場勢の構図が変わる
アーセナル・シティ・ユナイテッド・ヴィラ・リヴァプールがCL、パレスがEL。欧州に出ないチェルシーとスパーズは、放送スケジュールの“便利枠”として扱われるリスクが高まる。
⑤ 日本のファンにとっては“観戦時間がさらに深夜寄り”になる
フライデーナイト、マンデーナイト(英国時間)は、日本では土曜早朝・火曜早朝の3〜5時台に相当する。スパーズ戦がこの枠に押し込まれると、日本のファンはこれまで以上に生活リズムを崩しながら観戦する必要が出てくる。
特にスパーズは視聴率が取れるため、放送局が“深夜帯の目玉カード”として配置する可能性が高い。日本のファンにとっては、試合時間が読みにくくなるだけでなく、翌日の仕事・学校への影響も避けられない。
総じてこの記事は、パレスの欧州制覇が「順位表には現れない形」でロンドンの勢力図を揺らし、チェルシーとスパーズの来季の戦い方だけでなく、日本のファンの観戦生活にまで影響を及ぼすことを示している。
投稿元:How Crystal Palace’s Europa League qualification will affect Chelsea and Tottenham

