25年間にわたるオーナーとして、私たちは皆様とともにスパーズの栄光と挫折を生きてきました。
今シーズン、そして昨シーズンを17位で終えたことは、このフットボールクラブの格やポテンシャルを反映したものではありません。私たちは痛切に失望しており、皆様の不満を共有しています。皆様も、そして私たちも、これ以上の結果を期待しています。このような事態を二度と繰り返してはならないと確信しています。
クラブ運営に対する私たちのアプローチは、専門家を信頼して運営を委ねつつ、彼らが成功を収められるよう後押しすることであり、それは今も昔も変わりません。私たちが検知した問題は認識していたよりも深く、ここ数年にわたって蓄積することを許してしまっていました。それが信頼を損ねる原因となったことを理解しており、私たちはその信頼を取り戻さなければなりません。オーナーとして、クラブが置かれている現在の状況に対する最終的な責任は私たちにあります。
同時に、私たちはスパーズを再構築する責任も担っています。私たちの野心は、クラブのスピリットを再び捉え、私たちを定義づけてきたと常に感じていた興奮、恐れを知らぬ姿勢、直向きで大胆なフットボールを取り戻すことです。それはすなわち、フットボールを第一に考えることを意味しています。取締役会と執行部門は、この野心を達成するための計画を策定しました。
これには、私たちのチーム、アカデミー、バックオフィス機能などへの投資が必要であり、私たちはこれに完全にコミットしています。私たちはクラブを売却するつもりはありません。全力を注いでいます。投資を行っています。今後数ヶ月の間に、その取り組みをさらに目にすることになるはずです。
私たちはスパーズを深く愛しています。クラブが必要とし、皆様が受け取るにふさわしい再構築はすでに始まっています。求められる変革は深いものです。時間とコミットメントを要しますが、変革は確実に起きています。
言葉よりも行動が雄弁に物語ることを、私たちは理解しています。
ルイス・ファミリー
記事解説
今回の声明は、スパーズのオーナーとしてのルイス・ファミリーが、これまでで最も強いトーンで責任と再建の意思を示したものだ。特に重要なのは、クラブの問題を「数年かけて積み上がった構造的な遅れ」と認めた点で、これはCEOインタビューとも完全に一致する。
一方、シーズン終了後にチャリントン会長らオーナー陣は「売却しない」と明言を続けているが、その意図はおそらく「この責任から逃げずにクラブを立て直す」ということなのだろう。しかし、短絡的かもしれないが一部のファンは「ENICの退陣」を望んでおり、「売却しない」というメッセージは、それらファンの気持ちを逆撫でしてしまっている。
ESPNが伝えた「ダニエル・レヴィはクラブの売却に失敗したために退任になった」という報道に呼応しているように見えるが、その報道を目にしていない多くのファンにとっては、唐突感のあるメッセージとなっている感が否めず、シーズンを終えてもまだオーナー陣がファンの気持ちを汲めていない疑念を抱いてしまう。
そして、声明の最後にある「行動が言葉より雄弁」という一文が示す通り、ファンの反応は冷静だ。コメント欄には「言葉は聞き飽きた」「まずはスポーティングディレクターを変えろ」「本当に投資するのか見せてくれ」という声が並び、信頼回復には実際の補強・改革・結果が不可欠だ。
総じてこの声明は、スパーズが“フットボール最優先”のクラブへ戻るための出発点であり、デゼルビ体制の再建を後押しする政治的・財務的な後ろ盾を明確にしたものと言える。
投稿元:A Message from The Lewis Family

