レポート
「ここに残りたい」──パリーニャが完全移籍の意思を明言
ジョアン・パリーニャは、トッテナムで来季もプレーを続行することを強く望んでいる。バイエルン・ミュンヘンからのローン契約には£25.8m(3000万ユーロ)の買取オプションが設定されており、デゼルビもクラブに対して獲得を要望している。パリーニャは「初日から我が家のように感じた。サポーターもクラブも素晴らしい。誰だってトッテナムでプレーしたいし、僕もここに残りたい」と語り、完全移籍への強い意志を示した。
31歳を迎えるベテランであることから、買い取り金額の再交渉が必要になる可能性はあるが、本人の意思は明確だ。「これは結婚のようなものだ」と表現し、クラブとの関係性を“相互の合意”と捉えている点が印象的だ。
残留の立役者──7ゴール3アシスト、そして“2つの決勝点”
パリーニャは守備的MFでありながら、今季7ゴール3アシストを記録。特に終盤の2ゴール──ウルブス戦の劇的な決勝点とエバートン戦の42分の残留を決めるゴール──は、クラブを残留へ導く決定打となった。
エバートン戦のゴールについては「本当に幸せだ。クラブにとってもサポーターにとっても重要な日だった。残留という目標を達成できて嬉しい」と語り、プレッシャーの中で結果を出した喜びを噛みしめた。
デゼルビへの信頼──「来季はまったく違うシーズンになる」
パリーニャはデゼルビの就任後、チームが劇的に改善したことを強調した。イタリア人指揮官は7試合で11ポイントを獲得し、シーズン換算ならトップ6相当のペース。パリーニャは「来季は本当に違うシーズンになると信じている。この苦しい一年はクラブを強くする」と語り、デゼルビ体制への確信を示した。
また「シーズンを分析し、何が良くて何が悪かったのかを見つめ直す必要がある」と述べ、クラブ全体の再構築が不可欠であることも示唆した。
記事解説
パリーニャの発言は、スパーズの夏の移籍市場における“最優先事項”を明確にするものだ。デゼルビは就任直後から「ファーストレベルの選手が必要」と語っており、パリーニャはその象徴的存在。守備強度、空中戦、ビルドアップ、そして勝負強さ──いずれもデゼルビのサッカーに不可欠な要素だ。
また、パリーニャが語った「我が家のように感じた」という言葉は、今季の混乱の中でクラブが失いかけていた“文化”を取り戻す兆しでもある。残留争いの極限状態で結果を出し続けた彼の存在は、来季のスパーズにとって精神的支柱となるだろう。
買い取り金額の再交渉は避けられないが、本人の強い希望とデゼルビの要望が一致している以上、完全移籍は“最も現実的な補強”と言える。
投稿元:Joao Palhinha delivers update on his Tottenham transfer

