ロベルト・デゼルビは、日曜に行われるエバートンとの大一番に向けて準備を進めるなか、「困難な瞬間」を受け入れることで「監督としても、選手としても、人間としても成長できる」と信じている。
2025/26シーズンのプレミアリーグ第38節、トッテナム・ホットスパー・スタジアムでの最終戦を迎えるにあたり、状況は誰もが知るところだ。我々は17位に位置し、18位のウェストハムに対して勝ち点2差、さらに得失点差で12上回っている。ウェストハムもホームでの試合を控えており、ロンドン・スタジアムにリーズを迎える。
金曜日にホットスパー・ウェイで行われた試合前の記者会見で、ロベルトは次のように語った。
「フットボールには様々な試合がある。ファイナル(決勝戦)のような、こうした類いの試合もその一つだ。我々にとっても、ウェストハムにとってもだから、2つのファイナルとなる。我々はこれに適応し、習慣を変えなければならない」
「選手としてこのような試合でプレーする機会を得られるのは、素晴らしいことだと思う。自分が選手だった頃を考えても、こうした類の試合は、プレーすること、準備すること、そしてプレッシャーに耐えることが醍醐味だった」
「プレッシャーは良いものだ。それが良いものになるかどうかは、思考を保ち、何よりも強くあり続け、ポジティブでいられるかどうかにかかっている。チェルシー戦の後にも言ったように、困難な瞬間を乗り越えることで、監督としても、選手としても、人間としても成長できると私は思っている。人生のすべてが順調な時でも進歩はできるが、このような形での成長は望めない」
記事解説
デゼルビの言葉から伝わるのは、プレッシャーを恐れるのではなく“利用する”という姿勢だ。残留争いの最終節は、戦術やコンディション以上に、メンタルの強さが結果を左右する。デゼルビはその核心を理解しており、選手たちに「この状況を楽しめ」と促しているように見える。
また、彼が繰り返し語る“成長”というテーマは、単なる精神論ではない。苦しい試合での判断、プレッシャー下でのプレー精度、試合の入り方──こうした要素は、来季以降のチームの基盤を形づくる。最終節は残留のためだけでなく、デゼルビ体制の“第一章の締めくくり”としても重要な意味を持つ。
スパーズに求められるのは、状況に飲まれず、試合の序盤に主導権を握ること、そして先制点を奪って形勢を固めることだ。プレッシャーを跳ね返すのではなく、飲み込み、力に変えられるかどうか──それが残留と降格を分ける。
投稿元:Roberto De Zerbi: “This game is like a final”

