レポート
デラップの“腕打ち”はレッド相当──元PGMOLトップが明確に批判
チェルシー戦終盤、ルーズボールを競った場面でデラップがスペンスの顔付近に腕を振り抜いた。このプレーはイエローにとどまったが、元PGMOLトップのキース・ハケットは「これは暴力行為でレッドカード」と明言した。
ハケットは「VARが検知すべきだった」「主審はモニターで確認すべきだった」と述べ、判断プロセスそのものに問題があったと指摘している。
VARは“明確なエラーではない”と判断──だがスパーズ側は納得せず
VARはこの場面を短時間でチェックしたものの、暴力行為ではなく“reckless(無謀)”と判断し、オンフィールドレビューには至らなかった。だがスパーズ側は「意図的に相手を見てから腕を使っている」と主張し、判定基準の一貫性に疑問を呈している。
スペンス自身もスロー映像をSNSに投稿し、15個の笑い絵文字で判定を皮肉った。選手の反応からも不満の大きさが伝わる。
この試合には他にも“疑惑の判定”──ククレジャの抱え込みも議論に
デラップの件だけでなく、直前にはククレジャがファンデフェンを抱え込んだ場面も物議を醸した。VARは「ボールがまだインプレーではない」と判断したが、スタジアム内の新映像では“実際には動いていた可能性”が示唆されている。
スパーズは残留争いの大一番で複数の判定に泣かされ、試合後のファンの怒りは大きく広がった。
記事解説
今回のハケットの発言が重みを持つのは、単なる外部の評論ではなく、かつてVAR導入の中心にいた人物が「明確に誤審」と断じた点にある。数日前まで“判定は微妙”とされていた場面が、専門家の言葉によって一気に“誤審として扱われる空気”へと変わった。
しかも、スパーズは残留争いの最終盤で判定に泣かされ続けており、今回の件はその積み重ねの延長線上にある。終盤の数分を10人相手に戦えていれば展開は大きく変わり得たため、判定の影響は決して小さくない。最終節を前に、審判問題が再びクラブとファンの大きな焦点になっている。
投稿元:Former referee says Tottenham were robbed yet again by VAR

